学校ブログ

地域の人とのつながり【寄贈品の紹介1~クッション・リース】

11/13猿払村パッチワークサークル「もりのくまさん」の2名の方が訪問され、素敵なクッションとリースを寄贈いただきました。

クッション寄贈リース寄贈

クッションは、かわいい犬柄のパッチワークです。クリスマスに飾るリースは、葉っぱや松ぼっくりでつくるものが多いですが、パッチワークのリースは初めてみました。

早速、保健室に彩りを添える空間デザインに活用させていただきました。

この度は、11/6~7文化祭で児童作品展を見に行った折り、お声がけいただいたことからご縁がつながりました。

資料をみると、サークルは1993年発足、初代代表は鬼志別、2代目は芦野在住の方と活動を継続され、代表の方は3代目だそうです。多いときには年間延べ140名以上が参加されていたようです。その作品は毎年、村内各校に寄贈され、2013年には浅茅野小にもフレンドシップキルトという大判のパッチワークを寄贈いただきました。今も箱の中に大切に保管されていることがわかり、今後の活用を模索しているところです。

これまで、東京国際キルトフェスティバルに出展するなど、活動を通じて会員相互の親睦・交流を深めてこられたそうです。

どんな活動も続けるには、人との対話があり、安心・安全な場が保障されることが必要です。

コロナの影響もあり、この度の文化祭での再会を喜んでおられました。

<代表メッセージのご紹介>

「コロナ禍でサークル活動がほぼ停止していますが、お家時間でクッションを作りました。村内の小中学校の保健室で使っていただければ幸いです。」

対話する中で、「子供たち、保護者・地域の皆さんに元気になってもらえれば」というお気持ちが伝わってきて、とても励みになる嬉しい一時でした。

クッション寄贈

 

 

 

 

 

 

また、このほど、高学年が家庭科でミシンを使った手芸に取り組みました。

家庭科の作品

 

 

 

 

 

 

こうした技能系の活動でサポートいただけると、学習に向かう子供たちの意欲や姿勢も変わってきます。

今後、様々な活動の見守りなどで、地域の方との交流する機会が生まれたらよいなと願っています。

『イチゴの栽培なぜ始めたの?』(地域の明るい未来を考える学習)

本校はコミュニティ・スクールとして、地域人材・資源を活用したカリキュラム開発を進めています。

その流れを組み、5・6年生は総合的な学習の時間で、新たな視点で地域教材を取り上げました。

今回とりあげたテーマは、猿払村の新たな産業として期待されている「イチゴ栽培」です。

学習のゴールは、「猿払村のイチゴPR動画をつくろう」です。

地域の良さを周囲に知らせる活動を通して、生活と結びつけて考え・関わりをもたせ、自分事として地域の未来を思い描く力(=想像力)を育成することを狙っています。

R3重点目標は『想像できる子の育成』です。

つまり、学習指導要領で示されている「未来を切り拓く力」に直結する学習プログラムです。

ホタテの発展の歴史

手始めに、11/1(月)、村のプロモーションをすすめている企画政策課の方を講師に招きガイダンス授業を行いました。

猿払村の概要では、人口2741人の小さな村でありながら、2018年の市町村別所得ランキングで☆全国4位☆に入ることを知り、一同ビックリ!

基幹産業の漁業、酪農の発展の歴史や現状について改めて知りました。

そして、イチゴ栽培がなぜ始まったのかについては、興味津々の様子で話に聞き入っていました。

イチゴ栽培の経緯

学習後、子供達が伝えたいことを話し合ったようです。

人口減少社会の中で、「村の人口を増やすため」については取り上げたいとのこと。

「地方創生」の今を感じて、自分事として目的意識をもって学習に向かう姿がみられました。

 

授業の終わりには、村の特産品や美しい自然・風景の写真も紹介され、子供たちから「わあー」という歓声が沸きました。

猿払村の特産品

自然豊かな猿払村のグルメの反響は全国津々浦々にも届いているようで、ふるさと納税にも反映しているとのことです。

 

詳しい授業の様子は、講師のnoteで紹介されています。お時間あればご覧いただければ幸いです。(タイトルの長さに「熱い思い」が込められています苦笑い

「小学校の総合的な学習で、新産業創出プロジェクトについて講話させていただいた話。子どもたちの最終到達点はイチゴのPR動画制作なので楽しみ!!!」

 

 

 

 

新ALTと英語で遊ぼう!&ゲスト講師による絵画特別授業

新しいALTのギャレットさんが来校されました。

まず、3年生の外国語活動からスタート。

子供と仲良くなってほしいと考えて、シャンティルさんが出会いの演出をサポートしてくださいました。

「どんな人かな?」などとワクワクしている子供達の喜びが伝わってきます。

1・2年生は、「英語で遊ぼう!」と声をかけ体育館へ。

大人顔負けの”ネイティブ発音”でゲームを一緒に楽しむ姿。

遊んでいる中でも、コミュニケーション力が試されます。

 

そんな中で、昨年に引き続き、絵画教室をされている千葉幸恵先生による絵画特別授業が始まりました。

3年生は自画像で表情を豊かに表現する工夫にチャレンジしました。

一つの色を置くだけでも、その一筆に「人生をかける」瞬間があります。

描いた輪郭の線は、その「歩み」であり、積み重ねた努力の結晶です。

子供の努力を認め、「それを生かす」声かけがされる中で、

次第に濃淡がつき、表情が変化していきました。

 

小さな挑戦を積み重ねて、自信をつけていく子供の成長が、「マスターピース」(傑作)となっていくことと思います。

これらの絵画は、11月6日村の文化祭にあわせて行われる児童生徒作品展へ出品予定です。

6年生修学旅行

6年生は村内の小学校合同で修学旅行に出かけました。

出発時、登校バスが間に合い、全校児童で見送ることができました。

旅先から次々と速報写真が送られてきます。

動物園、科学館、そして、東神楽森林公園にある宿泊施設へ。

昨年の宿泊学習は日帰りだったこともあってか、

初めての「宿泊」体験でワクワクが溢れすぎるほど楽しい一時を過ごした様子が伝わってきました。

6年生がいない学校には静かな空気が流れています。

5年生が1人で黙々と自分のペースで学習に向かう姿には小さな成長を感じます。

猿払村&石川県内灘町とのコラボ給食「加賀しずく梨ゼリー」には、感動の声が湧きました。(平成27年に交流事業が始まったそうです。リンク先に紹介記事があります。)

いつも通り全校児童で掃除、昼休みはバスケットで遊んで気分転換、あっという間に1日が終わりました。

明日は、6年生の帰りを待って、何やら「おもてなし作戦」を練っているようです。

200Kmの距離を超えて、ワクワクや友達を思いやる心がつながっています。

 

「いじめ0の学校」をつくる子供たちの姿

本日の児童総会は、「ライブ感覚」でとても刺激的でした。

前期の振り返り、後期の活動方針の演説。発表者は原稿をみません。

また、質問・意見が出た際は、その場で考えて発表していました。

「答弁を棒読み」になるような、お膳立てはしません。

子供達は真剣です。脳が活性化している様子が表情・手の挙げ方などから伝わってきます。

たてわり班で清掃しているため1・2年生も総会に参加します。

児童会のことがよくわからない中でも、しっかり話を聴いています。

何を言ってもいい、互いを認め・励まし・共感する関係性があるからこそ、できることだと実感します。

後期三役が立てた活動目標。

「相手のことを思いやって、楽しい学校をつくろう」

これはどういうことか、改めて子供に問いかけました。

直接的な問いはしません。

AならB、BならAと違う視点で語りかけます。

「この学校には、いじめがあると思う人?」

挙手0人でした。

自信をもってこの学校にはいじめがないということを言える子供の姿。

それを認めます。

もう一歩、突っ込みます。

「では、大人の社会には、いじめがあると思う人?」

あるが半数。ないが半数。

子供なりに世の中をしっかりみていることがわかりました。

「人の心の中には、誰もがいじめの芽をもっていると思います。」

「だから、児童会で集会など楽しくなるような活動をすることが大切なんです。」

子供の純粋無垢な眼差しを感じます。

「今、大人は何をしているかを伝えます。」

「昨日、地域の方が大きな機械でクロカンコースの草刈りをしてくださいました。」

「お仕事があって大変なのに、合間をみてお手伝いすることはなかなかできることじゃありません。」

「そういう人の支えがあって、皆さんは特別にクロスカントリースキーが体験できるということを知っていてほしい。」

「学芸会などで会ったときには、「ありがとうございます。」とお礼の言葉を伝えましょう。」

いじめ0の学校をつくる子供たちは、自分の言葉で人に感謝を伝えることができると信じています。

心からのペップトークで。

今日も、学芸会の「認め合い活動」のステキ言葉が増えています。

子供たちの素直な姿が、世の中で仕事に向かう大人のプラスのエネルギーになることを願っています。

認め合い活動