学校ブログ

「地域のために活動することで、地域の方々に対する感謝の気持ちと、自分の住む地域をもっと好きになる気持ちを育む」ことをねらいとして、浅茅野交流センターの清掃活動を行いました。浅茅野小学校が長年大切にしている活動です。

参加できたのは5人でしたが、センター内のトイレ・ホール・廊下などをピカピカにしようとがんばる姿は「さすが!」と呼べるものでした。

子どもたちにとって、普段、そんなになじみの深い場所ではありません。コロナ禍以降は特に「子どもたち(学校)と地域とのつながりが薄くなった・・・」と嘆く声もあるのが事実です。また、浅茅野の人口減少の問題も、子どもだけではなく、ここに住む方々にとって、さびしさとなって影を落としている側面もあります。

しかし、「自分が今、こうやってここで元気に生活することができるのは、この地を必死な思いでつくり上げた方々がいるからこそ」であり、「自分たちにできることを誠実に尽くすことで、違う誰かの元気や活力になってくれるのなら、それはすごく意義深いことである」といった思いは、不変のものであると思います。そのためにも「自分から動く」ことが1番の教育であると感じています。

普段はあまり実感しなくてもかまいません。でも、このような活動を通して、「感謝の気持ち」や「誰かの役に立ったという実感」をかみしめてみる・・・こういった積み重ねが1人1人の人格形成につながっていくと信じています。

今日は3人で過ごした学校生活でした。過去をふり返っても、これまでで1番少ない人数だったと思います。8人中5人が体調不良・・・ただ「学校に登校させることと、感染の拡大とは直接の関係性がない」と判断し、学校閉鎖にすることなくここまで来ました。

実際に、明日は登校できる子が増える見込みです。来週には久しぶりに全校児童の笑顔がそろいそうです。今日は体調が上向いている仲間が、オンライン上で楽しく会話したり、家でできる課題をがんばったりする姿も見られました。学校にいる3人も、「顔を見ることができるだけでもうれしい!楽しかった!」とホッとした表情を浮かべていました。1人に1台タブレット端末が貸与されていることは、学習のみならず、このような「気持ちのつながり」にも生かされていることをありがたく思います。

今日も、いつも通り学校で生き生きとがんばった3人。「もう少ししたら、そこへ行くからね!待っててね!」と体調回復をめざす仲間。そんな「思いの共鳴」を感じた1日でした。

このような経験を、また1つ、自分の心の中でプラスのエネルギーに変えようとしている子どもたちの「今」を応援しています。

 

今日は猿払村教育委員会教育委員・教育委員会の方々の学校訪問がありました。全校児童がそろわない中でしたが、どの教室でも、いつもどおりに「自分の学びを大切にする」姿が見られました。 

また放課後は、児童会三役と放送班に分かれての児童会活動を行いました。不在の子が多い中、それぞれの委員会では、たった1人で活動をがんばり抜く姿がありました。児童会三役は、11月末に行う「全校遊び」の企画やルールづくりを、放送班では「全校が楽しめる新企画」の準備をと、お互いに「みんなの笑顔」が広がる瞬間を思い浮かべながら励む姿が印象的でした。

学校に登校できたのは、昨日に引き続き4人でした。当然その1人1人にかかる役割は大きくなります。でも、全く動じることなく普段通りに清掃活動をし、日直の仕事をし、給食当番をし、児童会活動をする・・・このたくましさや頼もしさや責任感が、浅茅野小学校の日常を支えています。本当に立派な姿です。

当たり前に見える風景の中にある大きな価値・・・これからも大切にしていきます。

今日は4人の仲間が欠席・・・この時期ですから仕方がありませんが、やっぱりさびしいものです。全校8人の半分となってしまった学校でしたが、それでも、元気に登校した4人の子どもたちは、自分の学年の学習にコツコツと励み、休み時間は少ない人数でもできる遊びを楽しみ、全校体育のサッカーでは児童4人VS教師3人で対戦し・・・と、熱い時間を過ごしました。

今のところ、全員がそろうのは来週の見込みです。「〇〇〇がいないと、なんか力が出ないなあ!」「早く会いたいなあ!」「1日も早く全校みんながそろってほしい!」といった言葉が聞かれること自体に勇気づけられます。きっとこのような思いは、体調を崩している仲間にも届いていることでしょう。目には見えませんが、この「思い」こそ、浅茅野小の「力」です。

8人全員の元気と笑顔がそろう日を願いながら、元気なメンバーのまっすぐながんばりを軸に、教育活動を展開していきます。

今日は全校児童8人中、3人の児童が体調不良でお休み・・・さびしい空間でした。

それでも、休み時間の体力づくりでは「なわとび」の自分の目標にしっかりと挑戦し、体育では少人数ながら「サッカー」の時間を5人でワイワイと楽しみました。

各教室では、自分の学年の学習に打ち込みながら、各教科の内容や製作物に励む姿が光りました。

運動会や学芸会などの行事の近辺でも、全員がなかなかそろわない時間を経験してきた子どもたちです。全校8人の学校ですから、なおさら誰かがいないとさびしくないわけがありません。それでも、「自分の力をつける」ために努力する姿勢が身についているのは、これまで積み重ねてきた「芯の強さ」の証拠と言えます。

学校をつくる主人公である子どもたち。全員そろってつくり上げることはできなくても、「個人」でつくることはいつでも何度でもできる、そんな1人1人の気概を応援していきます。

 

 

 

今週は3回、全校体育でサッカーを行いました。前半はボール遊び的なものやシュート練習的な運動をし、後半は毎回チームを変え、4人対4人で試合をしています。(得点は、1年生が入れると6点、2年生は5点、3年生は4点、4年生は3点、5年生は2点、6年生は1点という特別ルールです。)

回を重ねるごとに、チーム内の声かけがよくなってきました。「ナイスプレー!」といった励ましや、「もっと上がって!」「ボール取りにいこう!」などの自分たちの動きに関係する言葉がけも増えています。それだけ「考えながら」プレーしている証拠です。

休み時間にしても、体育の時間にしても、このような競技を行うとき、「勝ちたい!」という気持ちが最優先されることが、これまでも何度となくありました。熱くなるのはそれだけ熱中している証拠なので、決して悪いことではありません。でも、それがチーム内でミスを責める言葉になったり、相手チームへの批判になったり、体力や能力が違って当たり前のはずの下の学年に、自分と同等の求め方をしたり、全体の雰囲気がいやな感じになっていったり・・・。

これだけたてわり活動や全校の活動を大切にしていても、勝負事になると「自分の感情」が先に来るケースも多かったこれまでの歩みでした。その都度「自分の言動は本当にこれでいいのだろうか?」「1人1人の笑顔を大事にするってどういうことなんだろう?」「みんなで楽しい時間をつくるには何が大切なのだろう?」・・・と、いっぱい考えてきた今年度です。

今回のサッカーの授業でも、そのような自分優先の感情がないわけではありません。ただ、その気持ちを上回る「喜び」も生まれてきました。「自分がいいパスを出せたことで、違う誰かが活躍できた!」「声をかけ合ってプレーしたことで力を合わせた感じが強い!」「ミスしても、ドンマイと言ってがんばれた!」「負けたけどチームワークはすごくよかったと思う!」・・・この思いに、実際の経験を通して立てていることに大きな意義があります。失敗する日があってもいい、らせん階段のように、じっくり自分の価値観を磨いてほしいと願っています。

80日以上ある2学期も、残り30日を切りました。学芸会や作文発表会などの「普段身につけた力を個や集団として発信する」機会もたくさんありましたが、特にこの2学期は、「その学年で確実に身につけ、次の学年以降もずっと活用する学習内容」に、ねばり強く励む日々が続きました。そこへしっかりと挑戦し、定着へつなげようとする日常の努力があったからこそ、大きな行事でも、1人1人の「土台」はゆるがなかったと思います。

今後、各教科のまとめのテストや製作物の仕上げなども増えていきます。「まとめ」とは、自分の積み重ねを実感することであり、自分自身を見つめ直すことであり、次への一歩を踏み出そうとすることです。その中で、誰より子どもたち自身が「自分は、2学期に〇〇ができるようになった!◇◇に自信が持てるようになった!△△の力が伸びてきたと思う!」と自己をふり返ることができるように、努力の過程への価値付けや、まとめの活動における目標立てを、より大切にしていきたいと思います。

実感を深めるためには、他者から認められることが大きな励みや自信になります。それは、教師や親といった大人の存在からだけではありません。学校教育の本質として、共に歩んできた「友だち(子ども)同士」の中でこそ、この認め合いがもっと深まる2学期後半をめざしていきます。

 

猿払村の中でも、隣の浜頓別町でも、インフルエンザによる学校閉鎖・学級閉鎖・出席停止の子どもたちが増えており、とても心配な日々が続いています。今のところ、浅茅野小の全校児童8名は元気に登校し、楽しく活動できているのがなによりですが、引き続き、日々の体調管理に気をつけていきます。

休み時間や放課後の体力づくりも、体育の時間のサッカーも、運動の楽しさに加え、「体をきたえる」要素も大切にしています。今日も、にぎやかで、エネルギーにあふれ、楽しく運動する「声」が体育館いっぱいに響きました。

体を動かすことが大好きな子どもたちです。負けん気の強さや向上心も旺盛な子どもたちです。集団による遊びが大好きな子どもたちです。放課後には「子どもVS教師」のドッジボールも日課になっています。浅茅野小にもいずれ感染の波が来るかもしれませんが、こうやって日常的に体を動かし、鍛え、楽しむ日々が増えることで、少しずつたくましい体になっていることは間違いありません。

子どもたちの元気な姿・笑顔いっぱいの日常が続くことを願っています。明日も、いっぱい心と体を使って活動できますように・・・。

10月のバイキング給食でも大変お世話になった、栄養教諭の蓮尾先生を講師に招き、「食育」の授業を実施しました。

1.2年生は「食べ物のパワーを知ろう」、3.4年生は「バランスのよい食事について知ろう」、5.6年生は「おやつの食べ方を考えよう」をテーマに行いました。

どの内容も、学校生活や給食の時間、また家庭生活でも、何度も話題になっていることですし、子どもたちも頭ではよくわかっています。でも、「頭でわかっている」ことと「実際に行動できる」こととは違う、これが成長過渡期の子どもたちの「生の姿」です。この隙間を少しずつ埋めていくためにくり返し学び、意識付けの機会を増やす・・・この食育に限らず、すべてに通じることと言えるでしょう。

「食」も「睡眠」も「生活リズム」も「健康管理」も・・・生きるために欠かせないものですし、すべての活動の基盤や土台です。そのヒントをまた1つ与えてくださった蓮尾先生、ありがとうございました。

心身の自立へ向け、子どもたちの学びは続きます。

6月・7月・11月・12月・2月と、年5回実施している一輪車検定。現在は11月25日(火)に行う検定へ向けて、休み時間や放課後の練習に励む子どもたちの姿があります。

この一輪車検定は全部で26の級・段・名人に分かれています。現在、子どもたちが挑んでいる技は、「10級:片手補助前進10m(1年生)」「4級:アイドリング20秒(2年生・3年生)」「三段:片足前進15m(5年生)」「四段:片足前進スラローム(5年生)」「九段:サドル持ち10m(4年生・6年生)」と、自分の目標に向かって挑戦を続けています。

「よくこんな技ができるなあと!」と感心することもしばしばです。4年生以上の子どもたちで言えば、片足で一輪車をこいだり、長縄跳びの中でホッピングをしたり、サドルに座らずサドルを持って立ちこぎをしたり・・・といった技を習得したり、挑戦したりしています。

どの子も初めは「12級:壁につかまって1人で乗る」ところからでした。長い年月と強い意志の中で、級や段を上げていきました。11月末の検定で、どの子も級や段が上がるかどうかはわかりません。でも、「自分も努力して、いつの日かあんなふうに乗ってみたい!」と思える、そんな上の学年の姿が下の学年に与える影響はすごく大きいなあといつも思います。

学校の活動には、このような「そう簡単にはうまくいかない。時間も手間も意志も努力も必要。」といったものがたくさんありますし、その意義も大きいです。だからこそ人は「挑戦」する・・・子どもたちの「ねばり強い前進」を応援していきます。

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