学校ブログ
余韻と日常と意気込みと・・・
鬼志別小学校との交流から一夜明け、「昨日の交流、楽しかったね!」といった言葉も聞かれた朝でした。刺激を受けて帰ってきて、「自分もがんばるぞ!」と思えるのも、すごく大切なことです。
校内では、いつもどおりの授業や活動に精を出し、中休みにはストレッチをみんなで行いました。体育館に来た子から率先してみんなのために準備する、終わったらすすんで後片付けをするのも、いつもどおりの光景でした。また昼休みには、明日のマラソン大会へ向けて自主練習に励む子の姿もありました。
あっというまに流れていった1日でしたが、その中には、「大切な余韻」「いつもどおりのことを当たり前に行う力」「次への目標とそれに向かう意気込み」が確かにありました。何気ない日常の中にある「心の動き」の数々を今後も大事にしていきます。
いつか立つ、広い世界のためにも・・・ ~鬼志別小学校との交流~
今日は、3時間目・4時間目・給食・掃除・昼休み・5時間目と、1日の半分以上を鬼志別小学校で過ごす、「鬼志別小との交流」の1回目でした。(2回目は10月、3回目は2月を予定しています。)
写真を見ても、どこに浅茅野小の児童がいるのかわからないくらい、集団の風景になっています。普段は1人学年・2人学年の浅茅野小なので、行く前は少々緊張している子もいましたが、たくさん声をかけてもらい、たくさん誘ってもらい、いっしょに活動することでどんどん笑顔に変わっていきました。普段は経験できない、貴重な時間と空間になりました。あたたかく迎えてくれた鬼志別小の児童のみなさんや先生方に心から感謝していますし、緊張感を乗り越えながら、自分から関わろうとした子どもたちもとても頼もしかったです。
浅茅野小の児童が数年後に立っている場所は、まちがいなく今よりも広く、様々な価値観が交差する世界でしょう。現在、浅茅野小の校内で、自分らしさをうんと発揮しながら、生き生きと活動を続ける毎日ですが、今以上に視野を広げることも、葛藤することも、多様な価値観に触れることも大切なことです。このことを教育活動から離さず、これからも自分の力を蓄える挑戦を続けていきます。
「自分自身への挑戦」と「切磋琢磨」、この延長線上として
6月20日(金)に実施する校内マラソン大会の練習に励んでいる子どもたちです。運動会の取組のキーワードでもあった「自分自身への挑戦」そして「切磋琢磨」、これらの日常生活への具体化の1つとしても、マラソンは、子どもたちにとって、目標を抱きやすい活動の1つです。
自分で走り抜くという、単純で最も過酷な「自分自身への挑戦」。運動会の取組のときの自分自身と重ね合わせてがんばってほしいものです。また、1人で走るものであっても、そこに「必死にがんばっている仲間の存在」があることによって、まちがいなくそれは自分のエネルギーとなり、自分の走りも誰かの力やエールになっている・・・これも「切磋琢磨」の1つの形です。
そう思うと、「1人であって1人ではない」のがマラソンです。体力面と気持ちの面、双方から1学期の一歩ずつの成長を実感できる場になることを願っています。
「自分たちのふるさとにもっとくわしくなりたい!」、その入り口に立った3年生
3年生は、村内4校合同(総勢24名)の社会科見学に参加しました。「はたらく人たちとわたしたちのくらし」の学習です。猿払村の代表的な産業である酪農と水産業、この2つを学ぶために、「牛乳と肉の館」「北の大地」「ほたて総合加工場」を見学させてもらいました。
さるふつ牛乳の製造、搾乳や牛を育てる仕事、ホタテを加工する工程・・・など、産業そのものへの学びも深めましたが、なにより「そこではたらく人たち」の熱意や誇りを体感してきた時間にもなりました。忙しい時間を割いて、子どもたちに本当に親切に関わり、ていねいに教えてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。自分の目で見て、聞いて、感じて、考えて学ぶことの大切さをあらためて実感した1日でした。
ふるさとを愛する心は、「知る」ところから深まっていくものです。今回は3年生の見学を取り上げましたが、自分のふるさとや今起きていることにもっと目を向け、さらに自分の視野を広げていく子どもたちであるよう、日頃から「学ぶ価値」について話題にしていきたいと思っています。
いつも応援してくれている地域の方々への恩返しとしても
浅茅野神社祭の子ども神輿に全校児童が参加しました。いつも自分たちを応援してくださる方々への感謝の気持ちを、「ワッショイ!」のかけ声に乗せて届けた子どもたちでした。その声や姿が地域の方々への活力につながったのなら、こんなに嬉しいことはありません。
子どもたちのために、たくさんの準備や運営にご尽力くださった方々、本当にありがとうございました。誰かが「楽しかった!」と思える時、必ずその後ろには、違う誰かの「思い」や「力」や「優しさ」がはたらいています。子どもたちにとって、それをじかに感じ取ることができたことも、大切な学びになりました。
今後も、このような思いに、「成長」で還していける教育活動に励んでいきます。
おかえり5年生!経験してきたことを、自身や仲間に広げていこう!
「学校ではなかなかできない経験を通して、自分の成長につなげる」「集団生活を通して、社会性や集団行動の力を高める」「力を合わせ、自主的に行動する力を伸ばす」・・・このようなねらいを達成するために、5年生2名は、村内4校25名の一員として、宿泊学習(稚内市少年自然の家:6月12日~13日)に参加しました。昔ながらの方法で火を起こしたり、野外でカレーライスをつくったり、みんなで温泉に行ったり、グランドゴルフを楽しんだり、集団行動の大切さを学んだり・・・と、1泊2日の中でたくさん心を動かす時間がありました。この経験や財産を自分の中に残し、上級生として、今以上に学校を牽引する力へとつなげてほしいと願っています。おかえり、5年生!
空気をつくることができるってすばらしい!
5年生が宿泊学習2日目なので、この日も6名での校内生活でした。全校体育では、ムカデおにごっこや背中当てドッジボールで盛り上がりました。また6年生は、3.4.6年合同で音楽を行い、リコーダーやハンドベル演奏を楽しみました。
「本当は全校みんなでやった方が楽しい。でも、残っているメンバーでも十分に楽しい活動をつくることができる!」・・・この2日間は、子どもたち1人1人が「空気をつくる側」に立てていたなあと思います。このような心の動きがあるのも、全員がそろわなくてもなんとか練習を成立させようとがんばった、そんな運動会の取組における教訓が生きていると思います。
問題は、人数でも、内容でもない、「心の持ちよう」です。未来を担う子どもたちにいっそう育んでほしいことの1つです。
日常の小さな一歩は、いつか大きな道に
5年生2名が、稚内少年自然の家で行われる「村内小学校4校合同宿泊学習(総勢25名)」に出発しました。出発の際は、授業を中断して全校で見送りました。親元を離れ、学校を離れ、いつもとは違う環境や集団の中で、いい経験とたくさんの思い出を胸に帰ってきてくれるのを楽しみにしています。
「いいなあ。うらやましいなあ。」という思いも当然ですが、学校に残った6名も「いつもどおり」の学校生活に励みました。1日の最後の時間の全校体育では、6名で「背中につけた的(ダンボール板)だけには当たってはいけない(その他の場所なら、どこに当たってもすべてセーフというルールの)」ドッジボールを楽しみました。1人1人の知恵や工夫もなかなかのものでした!全校そろってまたできたらいいなと思います。
運動会も終わり、いつもの風景が戻った浅茅野小。でも、運動会の取組がそうであったように、何事も「地道な努力」「小さな積み重ね」「結果に至るまでの過程」が1番大事です。だからこそ、日常の小さな一歩を今後も大切にしていきます。
心に残ったものは、今後の自分の大切な引き出しとなって・・・
チームごとに運動会の反省会議を行いました。この2週間の取組期間の中で、全校スローガン「切磋琢磨~みんなで励まし合って成長する運動会~」にどれだけ迫れたか?、力を合わせてがんばれたことは何か?、もうひとふんばりできたと思うことは何か?を率直に出し合いました。また、自分の目から見た仲間(他者)のがんばりは何か?もたくさん出し合いました。本番も含めた運動会の取組期間の「あの日・あのとき」を思い出しながら、笑いあり、真剣な言葉ありと、いい顔で反省会議を終えた子どもたちでした。
児童会三役の提起から始まった付箋とシールの活動も、びっしりと埋め尽くされてしめくくりの時を迎えました。てるてる坊主の顔が、当初よりも「誇らしさ」を身にまとったように感じます。
1つの大きなことをやり遂げた8名の子どもたち。人は、全力で歩んだ証を、必ず心の中に残します。それはいつか大切なときに、形を変えながら発揮される「自分の支え・土台・生き方」となっていきます。そんな大事な「心の引き出し」をまた1つ増やした運動会の取組となりました。
くたくたの顔の中にある達成感・安心感・充実感
運動会の翌日でしたが、浅茅野小は登校日でした。今日は村内の小中学生が一堂に会し、芸術文化に触れる貴重な機会である「中央芸術学校公演~道警音楽隊コンサート・カラーガード隊演技」に参加するためです。
「全力ですべてに挑み、完全燃焼し尽くした運動会」から一夜明けた子どもたちが疲れていないはずはありません。「〇〇が痛い」「もう少し寝ていたかった」といった言葉もありましたが、どの子からも「1つのことをやり遂げた自信や達成感」が伝わってきましたし、どこかホッとした空気にも満ちていました。精一杯がんばってきた日々が、たしかにここにあった証拠です。
疲れもありながら、自分たちが使った運動会道具をきれいに拭いて片付け、その後は拓心中学校体育館での公演を楽しみました。すばらしい演奏や演技の数々でした。運動会を一生懸命がんばり抜いた子どもたちへのプレゼントにも思えました。
明日は振替休業日です。ゆっくり休んで、また水曜日からの学校生活を楽しんでほしいです。