校長あいさつ
第33代 浅茅野小学校長 嶋崎 健一
「最後の1年を最高の1年に」~伝統の光を未来へつなぐ~
雄大な自然に囲まれた浅茅野地区。かつて組合牧場として開拓の産声を上げ、鉄道の開通とともに賑わいを見せたこの地に、本校は大正6年、私立拓北教育所として産声を上げました。昭和22年の「浅茅野小学校」への改称、そして平成29年の開校100周年を経て、今日まで1304名の有為な人材を輩出してきた本校は、地域の皆様に愛され、育まれてきた歴史そのものです。しかし、時代の変遷とともに、本校は今年度、その輝かしい歴史に幕を下ろす「閉校」の年を迎えることとなりました。
現在、私たちの社会はグローバル化やICT技術の劇的な進化により、Society 5.0という新たな時代へと突き進んでいます。子どもたちがこの変化の激しい時代をたくましく生き抜くためには、自ら学びを拓き、論理的に判断し、他者と協働して新たな価値を創造する力が必要不可欠です。本校がこれまで大切にしてきた「地域に根ざした教育」は、まさにその基盤となるものです。
令和8年度、浅茅野小学校の重点目標は「自ら学びを開き、目標をもって仲間とともにねばり強く取り組める子」です。そして、この目標を達成すべく、閉校という大きな節目を前に、私たちは「最後の1年を最高の1年に」を合い言葉に掲げました。小規模校ならではの強みを活かし、ICTを効果的に活用した「個別最適な学び」と「協働的な学び」をさらに深め、子どもたち一人一人が小さな「わかる」「できる」を積み重ねていけるよう、全職員一丸となって取り組んでまいります。そして、子どもたちが、この学び舎で過ごす一日一日を大切にし、自分から働きかけ、仲間を思いやり、何事にも粘り強く挑戦する。その姿こそが、100余年の歴史に対する最高の恩返しであり、未来への希望になると信じています。
保護者の皆様、地域の皆様、これまでの多大なるご支援に深く感謝申し上げますとともに、浅茅野小学校の有終の美を飾る最後の一年を、子どもたちの笑顔と躍動で満たすため、温かなご協力をお願い申し上げます。