2021年11月の記事一覧

自分で創る喜びを!「STEAM」教育を進める人

学校の授業はカリキュラム計画に沿って時間数も計画された通りに進みます。その中で、子供の興味・関心とあわない、ミスマッチがよく起きます。そういうときに教師の力量と学校の創意工夫する力が試されます。

つまり、カリキュラム・マネジメントができるかどうか。

ある新しい提案をしたとします。ときに、こんな言葉が聞こえてきます。

「でも、今年はもうやったので…、計画にはないので…」「まだやったことないですし…」

この後に続く言葉は、(で・き・な・い…)

おとなが思考停止した状態で、世の中を変える力を子供に育むことができるでしょうか。

植松 努さんがこの世からなくしたい言葉が思い浮かびます。(でも、どうせ、だって、・・・むり)

先頃、音声配信のSNSで前向きな思考になる接続語に出会いました。それは、

「なるほど!ということは…」

です。さらに、付け加えてみます。

「…すれば、できるかも…」

まず、受け入れる。

次にその課題について改善点を出し、

「できるかも」をつけるわけです。

山中伸弥さんがIPS細胞を発見していったのも、こうした思考の連続であったはずです。

ちょっとした言葉の使い方で、思考の習慣とその後の行動も変わってきます。

こうした人の思考と行動習慣は、プログラミングと同じです。

否定や叱責は、やる気をなくします。

プラスのインプットをすれば、前向きになります。

今、小学校では教科の枠を越えて「プログラミング的な思考」を学ぶ授業が導入されています。

本校でもスクラッチなどのアプリを活用したプログラムでタブレットの画面上でキャラクターを動かすなど、さわりの部分を体験させています。こうした授業にむかう子供たちの反応は、喜びに満ちており、ワクワクが伝わってきます。

 

さて、その最前線というべき「STEAM」教育を進めている方が、中島さち子さんです。

「STEAM」教育とは、数学・科学・技術・工学・美術を組み合わせた新しい教育です。

中学生・高校生の取り組みをご覧下さい。

課題探究的な学習 (札幌開成中等教育学校⇒ホーム > 校長室の窓 > 課題探究的な学習)

例えば、高校生がダムまで歩くという活動をしている動画があります。

社会見学などで、どのような学習の成果が出るかは、目的と手段とアプローチによって大きく変わります。

この動画では、学習のまとめにプログラミングを活用しています。

こうした新しい教育をする際に課題になるのは、「自分が教えられるか?」という不安です。

専門的知識を教師が教える必要はまったくありません。なぜなら、専門家に任せればよいからです。

今は、プロボノといって専門的知識を活用して教育に貢献したい大人と出会う仕組みがあります。

世界の動向を見据え、アンテナを高くして、学校を支える素晴らしい人との出会いの中で、未来をつくる子供に価値を提供したいです。

その出会いやアイデアを生み出すのが、コミュニティスクールの仕組みです。

つい先日、地域をなにげなく歩いていると、最先端の「焼き芋」製造機に出会いました。

その瞬間、脳に前向きスイッチがはいります。(子供たちに伝えたい!)

プラスの思考が生まれるのは、前向きな人とのコミュニケーションがあるからだと思います。

それは、遠くの人とは限りません。

すぐ近くにもいるのです。

それに気がつくかどうかで世の中の見え方は変わってきます。

子供にかける言葉は、ひき算ではなく、「かけ算」でプラスを生み出すことを心がけていきたいです。

地域の人とのつながり【寄贈品の紹介1~クッション・リース】

11/13猿払村パッチワークサークル「もりのくまさん」の2名の方が訪問され、素敵なクッションとリースを寄贈いただきました。

クッション寄贈リース寄贈

クッションは、かわいい犬柄のパッチワークです。クリスマスに飾るリースは、葉っぱや松ぼっくりでつくるものが多いですが、パッチワークのリースは初めてみました。

早速、保健室に彩りを添える空間デザインに活用させていただきました。

この度は、11/6~7文化祭で児童作品展を見に行った折り、お声がけいただいたことからご縁がつながりました。

資料をみると、サークルは1993年発足、初代代表は鬼志別、2代目は芦野在住の方と活動を継続され、代表の方は3代目だそうです。多いときには年間延べ140名以上が参加されていたようです。その作品は毎年、村内各校に寄贈され、2013年には浅茅野小にもフレンドシップキルトという大判のパッチワークを寄贈いただきました。今も箱の中に大切に保管されていることがわかり、今後の活用を模索しているところです。

これまで、東京国際キルトフェスティバルに出展するなど、活動を通じて会員相互の親睦・交流を深めてこられたそうです。

どんな活動も続けるには、人との対話があり、安心・安全な場が保障されることが必要です。

コロナの影響もあり、この度の文化祭での再会を喜んでおられました。

<代表メッセージのご紹介>

「コロナ禍でサークル活動がほぼ停止していますが、お家時間でクッションを作りました。村内の小中学校の保健室で使っていただければ幸いです。」

対話する中で、「子供たち、保護者・地域の皆さんに元気になってもらえれば」というお気持ちが伝わってきて、とても励みになる嬉しい一時でした。

クッション寄贈

 

 

 

 

 

 

また、このほど、高学年が家庭科でミシンを使った手芸に取り組みました。

家庭科の作品

 

 

 

 

 

 

こうした技能系の活動でサポートいただけると、学習に向かう子供たちの意欲や姿勢も変わってきます。

今後、様々な活動の見守りなどで、地域の方との交流する機会が生まれたらよいなと願っています。

『イチゴの栽培なぜ始めたの?』(地域の明るい未来を考える学習)

本校はコミュニティ・スクールとして、地域人材・資源を活用したカリキュラム開発を進めています。

その流れを組み、5・6年生は総合的な学習の時間で、新たな視点で地域教材を取り上げました。

今回とりあげたテーマは、猿払村の新たな産業として期待されている「イチゴ栽培」です。

学習のゴールは、「猿払村のイチゴPR動画をつくろう」です。

地域の良さを周囲に知らせる活動を通して、生活と結びつけて考え・関わりをもたせ、自分事として地域の未来を思い描く力(=想像力)を育成することを狙っています。

R3重点目標は『想像できる子の育成』です。

つまり、学習指導要領で示されている「未来を切り拓く力」に直結する学習プログラムです。

ホタテの発展の歴史

手始めに、11/1(月)、村のプロモーションをすすめている企画政策課の方を講師に招きガイダンス授業を行いました。

猿払村の概要では、人口2741人の小さな村でありながら、2018年の市町村別所得ランキングで☆全国4位☆に入ることを知り、一同ビックリ!

基幹産業の漁業、酪農の発展の歴史や現状について改めて知りました。

そして、イチゴ栽培がなぜ始まったのかについては、興味津々の様子で話に聞き入っていました。

イチゴ栽培の経緯

学習後、子供達が伝えたいことを話し合ったようです。

人口減少社会の中で、「村の人口を増やすため」については取り上げたいとのこと。

「地方創生」の今を感じて、自分事として目的意識をもって学習に向かう姿がみられました。

 

授業の終わりには、村の特産品や美しい自然・風景の写真も紹介され、子供たちから「わあー」という歓声が沸きました。

猿払村の特産品

自然豊かな猿払村のグルメの反響は全国津々浦々にも届いているようで、ふるさと納税にも反映しているとのことです。

 

詳しい授業の様子は、講師のnoteで紹介されています。お時間あればご覧いただければ幸いです。(タイトルの長さに「熱い思い」が込められています苦笑い

「小学校の総合的な学習で、新産業創出プロジェクトについて講話させていただいた話。子どもたちの最終到達点はイチゴのPR動画制作なので楽しみ!!!」