学芸会練習が本格的に始まって2週間が経過しました。少しずつではありますが、本番当日における「自分と自分たちの姿」をイメージしながら練習を前進させることができた、そんな手応えを感じられる時間が増えてきた2週目でした。疲れともたたかいながら、本当によくがんばり抜いた1週間だったとしみじみ思います。
1つしかない体で、いくつもの演目に挑戦する・・・1人でたくさんの演目を披露できるのは、演じる側の達成感も、観る方々の喜びも大きいものですが、その分、子ども1人1人が背負うものも大きくなります。完成への手応えを感じつつも、なかなかうまくいかない苦しさとも向き合った今週でもありました。
劇・器楽・合唱・民舞・学級発表・・・その子その子によって得手不得手も違います。ましてや異学年集団で演目を創り上げるとなれば、発達段階も、体力も、気力も違う中で、心と力を合わせていくのはなおさら容易なことではありません。
だからこその学芸会の取組です。「自分が成長することで学級集団や全校集団も成長していく」、「学級や全校の空気が変わっていくことで自分も変容していく」、そんな相乗効果がこの取組のテーマです。それは、子どもたちの願いの1つでもあると思っています。でもそれは、「自分たちで考え、挑戦し、苦労してつかみとる」営みを通さなければ磨かれないものです。
練習2週目の今週も、「宇宙一輝く学芸会~みんなで協力して笑顔あふれる学芸会にしよう!~」のスローガンに一歩でも近づいていこうとする姿が随所で見られました。全校合唱や全校器楽の練習では、自分が向上するために努力することに加え、上学年が下学年を率先してリードする場面が光りました。ソーランでは、常に全力で舞い、共にがんばり合う仲間であるという意識も高まっています。指示を待つのではなく、自分なりの考えをもって練習に臨む時間が増えたことで、表情もグッとたくましいものになってきました。
「子どもと子どもの心がつながる」「子ども同士の交わりの中で子どもを成長させる」「子どもに力をつけ、自信を獲得させていく」「1人1人の将来的な自立へ向けて、現段階でできることに全力を尽くす」・・・学校も家庭も、願うことはみんな同じはずです。「自分自身がよりよく生き、成長し、他者を思いやりながら、人として自立していく」・・・こんな言葉に集約されていくのではないでしょうか。
そのためには、自信が必要です。満たされていく思いが必要です。成功も失敗も含めた経験が必要です。学芸会の取組もそのためにある、そう信じて来週も歩んでいきます。