人権教室とは、いじめ等の人権問題について考える機会をつくることによって、相手への思いやりの心や生命の尊さを体得すること等を目的とした啓発活動であり、全国の人権擁護委員の方々が中心となって実施している国(法務省)の事業です。
今年度も、稚内人権擁護委員協議会の4名の方々を講師に招き、「人権教室」を行いました。浅茅野小が長年大切にしてきた秋の学びの1つです。
3時間目は3.4年生を対象に「ぼくのきもち きみのきもち」という題材で、また4時間目は5.6年生を対象に「プレゼント」という題材で行い、両学級では、いじめ問題に対して真剣に学ぶ姿が光りました。また、その後は、人権擁護委員のみなさんといっしょに給食を食べ、楽しく語らいながらこの時間を終えました。
「人権」とは、誰もが生まれながらにしてもっている、人間らしく、自分らしく生きることのできる権利のことです。しかし、学校におけるいじめ問題の増加・各種ハラスメント問題など、1人1人の人権が守られていない現実は残念ながらたくさんあります。
7人しかいない、付き合いが長い、お互いのことをよくわかっている、とてもアットホームな集団・・・と思われる浅茅野小学校の子どもたちの日常においても、「嫌なことを言われた」「バカにされたり、からかわれた」「ふざけ半分だったのに、傷つけてしまった」「言葉の足りなさから誤解を生んでしまった」「相手の気持ちを考えずに、思ったことをそのまま口に出し、不愉快にさせてしまった」・・・等の出来事は、決して少なくはありません。ただ、これらの事象を悲観的に見ているのではなく、性格も考え方も違う人間同士が共に過ごす中で、このような摩擦は当然起こることであると押さえています。大切なのは、そのことから「学ぶ・考える・ふり返る・生かす」ことですから。
大きないじめ事例と呼ばれるものも、その始まりは、ささいな悪口・からかい・ちょっかい・気持ちのすれ違いなどから生まれることがとても多いです。そして「冷静に考えたらわかる」答えがたくさんあるのに、そのことに気づけないところから生まれている問題も多いです。
つまり、「いじめの芽」はどこにでも、誰の心にもあると言えます。だからこそこうやって「自分を見つめる」「相手の立場を察する」「どうあるべきかを考える」といった学びがすごく大切です。
子どもも、大人も、「他者を理解し、共に幸せに生きようとする」ための学習には終わりがありません。そのためには、「考える」ことが絶対に不可欠です。それだけ大きく、重く、深いテーマであり、課題だからです。今回の学びをまた1つ心に取り入れながら、「なりたい自分」へ近づいていく子どもたちの「自分を成長させるための挑戦」は続きます。
今日は10月30日。10月の登校日も終了し、早いもので、本校の最終年度である令和8年度も残り5ヶ月となりました。特にこの10月は、学芸会を大きな目標に据え、個人でも、学級でも、全校でも、「自分の自覚や責任で努力すること」と「お互いのがんばりを認め合い、学び合い、力を合わせること」を両輪として励み続けました。力を注ぎ、心を磨き、気持ちを束ね、全力で歩みきった・・・あらためて、この1ヶ月の大きながんばりに拍手です!!