学芸会練習3週目が終わりました。特に今週は、本番のステージを意識した練習(入退場も含めた練習・よりよい立ち位置の確認・細かな動きの修正・さらなる改善点を求め合う・・・)が続き、心身共に疲れた1週間だったと思います。
本番1週間前となった今日でしたが、どの演目に対しても、「完成への手応え」を実感することができ、これまでの努力の道のりをふり返ることができました。同時に「まだ足りない」「まだできる」「もっと高みをめざしたい」という向上心も抱きながら今週をしめくくることができました。
「納得のいく発表にしたい」「いい発表をしたい」「お客さんに感動を届けたい」という個々の思いを「集団のもの」にしていくには、個ではなく、「仲間として育ち合う」ことが不可欠です。もっと言えば「集団として共に育ち合ったときに、本当の意味で観る人たちに感動を届けることができる発表となる」と思います。
練習期間中、仲間同士の中で何もなかったわけではありません。アドバイスが行き過ぎて、文句のように聞こえた日もありました。向上心と言うよりは、あらさがしのようになる日もありました。メンバー内の取組の温度差が、意欲や姿勢にはっきり表れることもありました。人には厳しく、自分には甘いといった態度が見られることもありました。
何かを成し遂げていこうとするとき、人は、このようなネガティブな感情とも向き合うものです。人格形成真っ只中の、未熟さも抱える子どもたちならなおさらそうです。このような山あり谷ありをくり返しながらも、その都度立ち止まって、思いを伝え合ったり、どうあるべきかを考え合ったりしながらここまで来ました。
ふり返れば、すべてが順風満帆であること以上に、このような時間こそ「自分に還る」ものであったと思いますし、幾多の摩擦や葛藤を乗り越えながらお互いを認め、心を合わせていく行為自体が、行事を創り上げていく過程における「成長」でもあると感じています。
学芸会という大切な「媒介」を、自分自身や集団の「成長」に結びつけようとしている子どもたち。今週のたくさんの努力や、苦労や、共に力を合わせた時間を「ゆるぎない自信」に変えて、最終週へと歩み続けます。