学校ブログ
すべきことやしたいことを意欲の源に
4連休明けの今週、日常の学校生活のペースに戻していくのにはエネルギーも必要だったことでしょう。それでも、子どもたちは「いつもどおり」に授業に打ち込み、仲間との時間を楽しみながら、いきいきと過ごすことができました。連休明けに負けないこのような姿からも、「心と体の成長」を感じます。
放課後の児童会の活動でも、「運動会の全校スローガン」を作成したり、「放送デーの企画を考案する」など、自主的にがんばる姿が光りました。また、下校バスを待つ時間には、ブランコでくつ飛ばしを楽しむなど、笑いや歓声に包まれた時間を自分たちでつくっていました。
決められたことをただこなすのではなく、「すべきことには責任を持って励む」「工夫できることはどんどんやっていく」「したいことを思いっきり楽しむ」など、1人1人の「~しよう!~したい!」という内面からの感情を今後も大切にしていきます。学校生活を創り上げる主人公として。
本や活字に触れ、心の栄養に・・・
今日は、月に1度の、村内の小学校などを巡回する移動図書車「なかよし号」が来てくれた日でした。「何を読もうかな?」と思案する子どもたちの表情が微笑ましいひとときでした。
小学生にも「本離れ」はすすんでいます。ゲームやYouTubeなど、動画の方がわかりやすくて楽しい、その気持ちはよくわかります。しかし、活字の世界から幾重にも想像をふくらませ、自分なりの解釈をじっくりと楽しめる本の世界は、動画と対極にある「意義や価値」がとても大きいものです。
子どもたちの情操をより豊かにする「心の栄養」としても・・・本の楽しさをねばり強く話題にしていきたいと思っています。
今後に生きる知識や知恵として
休み時間の終了間際の、火災を想定した避難訓練。子どもたちには、この日のどの時間帯で行うかを伝えていない中で実施しましたが、サイレンが鳴るとその場に止まり、放送を静かに聞き、教師の指示に従って一番近くの非常口から低学年を優先させて避難するという、実に落ち着いた態度で行動することができました。1つ1つの情報から、どう動くかを考えて判断し、実行に移す・・・何事にも通じる大事な力ですが、その芽はどの子にも育っています。
その後は、消防署の方々に教わりながら、1人ずつ消火器を操作する練習も行いました。経験を重ねている上級生は、アドバイスがなくても、自分でピンを抜いて目標物を消火するという一連の動きをしっかりと行うことができました。
このように、スキルを高め、知識や知恵を蓄えておくことは、それを使う日が来る・来ないに関わらず、1人1人の心の幅を広げていきます。経験を通して、日々、自分の土台を形成している子どもたちです。
この世でなによりも大切で尊いものは・・・
新緑の季節を迎え、自転車に乗る機会や、外で遊ぶ機会も増えていくことでしょう。その際、なにより大切なのは「自分の命は自分で守る」ことです。その意識をいっそう深めるために、鬼志別駐在所の中鉢所長、交通安全協会の玉田さん、役場生活環境係の方々を招き、「青空教室」を行いました。ダミー実演では、あらためて人間の体がいかに簡単に跳ね飛ばされてしまうのかを、怖さと共に実感しました。その後は、ブレーキ等の自転車の点検をしっかりと行うこと、ヘルメットを着用すること、交通ルールを守って自転車に乗ることなどを、実習を通して再確認しました。自分の生活に直結する学びを、また1つ積み重ねた子どもたちでした。「生きる」ことこそ、何にも替えられない尊いものとして。
自分の力を鍛え、伸ばし、磨くために
5月の日々が始まりました。学年1名在籍が4つの学年、学年2名在籍が2つの学年である浅茅野小は、必要に応じて合同授業を実施するときもありますが、1日のほぼすべての教科を複式授業で行っています。
思考が行き詰まったときに、相談したり、共に悩んだり、互いの考えから学ぶといった仲間がすぐそばにいる環境にはありません。しかし、「自分の力でやり遂げようとする」意識はとても高く、ねばり強く課題に打ち込む姿がどの子にも見られます。教師も、その大変さや苦しさも理解しつつ、最小限のアドバイスにとどめながら、子どもたちの自力解決による達成感を最優先しています。
将来、たくさんの人と交わりながら、様々な考えを持つ人たちと関わりながら、社会を形成していく子どもたち。だからこそ「自分の力を存分に鍛え、伸ばし、磨く」今を大切にしています。
4月を大切な通過点に
写真は、毎日の清掃活動の様子です。2名ずつのたてわり班4つがそれぞれの清掃箇所に分かれ、掃除に励んでいます。最少人数のたてわり班ですが、「よく働く」姿勢は、本当に誇るべきものです。1年生は、この1ヶ月で、掃除の仕方にもすっかり慣れました。自分たちのことを気にしながら、お手本になってくれるお兄さんとお姉さんの存在があるからです。
今日で4月も最終日。令和7年度も1ヶ月が経過しました。子どもたちはあまり意識していないかもしれませんが、進級・入学という節目の1ヶ月を誠実に歩んだことで、確実にできることを増やし、今後の手応えをつかみ始めています。その実感をいっそう自分のものにしていく5月の日々をめざします。4月の大きながんばりを1人1人の大切な通過点に・・・。
子どもと子ども、子どもと教師、子どもと親、家庭と家庭、学校と家庭、みんなで力を合わせて
4月26日(土)は、今年度最初の学習参観日でした。子どもたちも、いつもより少し緊張気味に、でも、お父さんやお母さんに見守られていることへのうれしさや安心感と共に、いつも通り学習に打ち込みました。
その後は、全体懇談会、PTA総会、学級懇談会と、長い時間学校に残っていただき、「今年度、大切にしていきたいこと」を、家庭と学校で相互に確かめ合うことができました。4軒すべてのご家庭が役員となり、令和7年度のPTA活動もスタートしました。
子どものたちの笑顔と幸せのために、そして、一歩ずつの成長のために、どんな時も「子ども」「家庭」「学校」の力を合わせる、その決意を持ち合った場にもなりました。参加していただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。
「自分から」という尊い思い
5.6年生による「朝の時間に1年生教室で読み聞かせをする」活動は終了となりましたが、そのバトンを自らつないだのが2年生です。「ぼくが1年生に絵本を読んであげる!」と、1年生が読みたい本を聞き、そのリクエストに応えてくれています。「言われたからする」のと「自分から実行する」のとでは、意識の高さは全然違います。体力づくりのなわとびチャレンジもそうです。1人1人が自分の目標に向かって「跳べるようになりたい!」という意欲が充満しています。
このように、「自分から求めて」動こうとする、「自分の力で」やってみようとする、そんな子どもたちの心を応援していきます。心が育つ「尊い原動力」として。
「笑顔」と「協力」をキーワードに
令和7年度前期児童総会がありました。議長の進行のもとに、活動目標や活動計画を交流し、質疑応答や激励を中心とした意見が交換されました。
★児童会三役の活動目標「みんなが笑顔を絶やさない学校にしよう」
★放送班の活動目標「みんなで協力して笑顔があふれる放送にしよう」
☆たてわり班(1班)の活動目標「掃除の仕方をしっかり覚え、楽しく掃除をする」
☆たてわり班(2班)の活動目標「2人でてきぱき協力して時間内に終わらせる」
☆たてわり班(3班)の活動目標「2人で協力して教室をきれいにしよう」
☆たてわり班(4班)の活動目標「2人で協力してクラスをピカピカにしよう」
児童会三役は2名、放送班は3名、たてわり班はどの班も2名体制と、とても少ないですが、「学校生活をよりよくしたい!楽しくしたい!充実させたい!」気持ちはとても大きいです。そのキーワードが、目標にも何度も登場した「笑顔」と「協力」と言えるでしょう。
児童総会の最後に、校長先生から「どんな活動を、どのように、どうすれば、笑顔や協力を大切にできる学校生活になると思う?」という宿題をもらいました。この答えを見つけるためにも、目標の具体化をめざそうとしている子どもたちです。
あたたかさ・楽しさ・やさしさ・笑顔に包まれて ~1年生歓迎会~
1年生歓迎会がありました。この春、新1年生として迎えた2名に対して「笑顔いっぱいの時間をつくろう!」「学校生活の楽しさをたくさん感じてもらおう!」「そのためにも、自分たちから大いに盛り上げる会をつくろう!」と、6名の上級生のやさしさや知恵や工夫がちりばめられた、本当に素敵な空間が広がりました。
児童会三役の立派な進行、放送班の見事なインタビュー、5.6年生の工夫あふれる学校紹介、3.4年生のエネルギー満開の全校遊び、2年生からの心あたたまるプレゼント・・・どれをとっても「心を込めて」準備したことが伝わるものばかりでした。1年生2名も、けいどろでいっぱい逃げ、ドッジボールのジャンプボールも経験し、インタビューにもしっかり答え、最後に上級生にお礼の言葉を伝え・・・1年生はもちろん、8名の全校全員が主人公である行事を、みんなの力で創り上げました。
「誰かのために一生懸命になれる」、そのことが「自分やみんなの笑顔につながる」、このような経験を、これからも大切な財産や教訓にしていきます。「1年生歓迎会」大成功!!