学校ブログ
「育てる活動」から広がる可能性
浅茅野自治会長の玉田さんを講師に招き、じゃがいも・タマネギ・トマト・ピーマン・にんじんを植えました。種いもの切り方、道具の使い方、種や苗の植え方、土のかぶせ方、肥料の与え方、水やりのコツ・・・などなど、子どもたちにわかりやすく、ていねいに教えてくださり、みんなでいきいきと取り組むことができました。毎年、子どもたちのためにたくさんのご尽力をいただき、本当にありがとうございます。
普段からよく働く子どもたちですから、この日もやりたい仕事はいっぱい!でも、我先にではなく「低学年から順番にやろう!」という声かけも自然と出てきて、とてもいい雰囲気の中で畑作業を行うことができました。
作物も「かけがえのない命」ですし、「育てる営み」は、この村がずっと大切にしてきた「働く人たちの歴史」でもあります。秋の収穫を楽しみにしながら、今後のお世話活動を大事にしていきます。
「心の準備期間」は、次週への架け橋となって・・・
昨日は紅組が、今日は白組が、休み時間の自主練習に励んでいました。ムカデ競争の並び順を変えてどちらがいいか試してみる・・・今週は、来週から本格的に始まる練習へ向けての、大切な「心の準備期間」でもあります。試行錯誤はどんどんやってみるべきですし、その意義も感じている両チームです。
5時間目の全校体育では、今年度初めて「徒競走」のタイムを計測しました。その後は、運動会種目でもある「紅白リレー」にも挑みました。グラウンドを包んだ「一生懸命」&「全力」の空気、これがなによりだった、久しぶりの屋外での体育でした。
練習期間は2週間。しかし、子どもたちの目はすでに運動会を見据えています。この準備期間における熱意が、必ず次週からの日々につながっていくと信じています。
気づき、考え、動き始めている「心」
全校体育では、ラジオ体操の動作を1年生に手取り足取り教える4~6年生の姿がありました。一輪車練習でも、1年生の両脇に立って手をつないでいるのは4~6年生です。運動会の取組を通して、上級生としての自覚がグッと深まる予感や期待がふくらみます。
また、休み時間には、自主的に声をかけ合い、ムカデ競争や2人3脚の練習に励んでいる姿もありました。休み時間終了後、「教室まで、このまま2人3脚で行こう!」「1.2!1.2!」と体育館を後にする微笑ましいワンシーンもありました。
「勝ちたい!」という思いも大きいことでしょうが、活動のベースにあるのは、子どもたちの「明るさ」であり、「楽しさ」であり、「やさしさ」です。
気づき、考え、動き始めている1人1人の「心」を、今後も応援していきます。
立てた目標に、意欲と協力と行動を乗せて
運動会の取組の第一歩となる班会議がありました。紅組4人・白組4人で集まり、高学年を中心に話し合い、この取組期間の目標を立てました。その後は、紅白対抗種目である「ムカデ競争」や「2人3脚リレー」の並び順やペアを相談したり、実際に初挑戦したりしながら、初めてのチームの時間を終えました。
6月8日(日)に実施する運動会。来週から2週間、このチームで団結を求め合う活動を通して、個人と集団を高める挑戦を続けます。紅組にも白組にも、目標の中に「協力して」「みんなで」「励まし合い」といった言葉が並びました。この取組の本質を、心と体で感じている子どもたちです。「この目標が本当の意味で響き合うように」「そのために自分は何をすべきか?」・・・そんな「心が動く」日々をめざしていきます。
実体験を通して獲得していく「本物の力」
3.4年生は、総合的な学習「猿払村をもっとくわしく知ろう」の学習として、実際に路線バスに乗り、鬼志別へと出かけてきました。降りる停留所をブザーで知らせる、バスの運賃を両替して整理券と共に支払うなど、初めての経験を好奇心たっぷりに行う姿が印象的でした。
その後は、36年前(平成元年)に廃線となったJR天北線の歴史がわかる「鉄道記念館」で自分たちが生まれる前の世界へと思いを馳せ、商店で買い物体験を楽しみ、銀行にも立ち寄らせていただき、100万円の札束を手に持たせてもらうことまでできました。
「自分でやってみる」ことで気づいたことがいっぱいありましたし、働く人たちのあたたかさにたくさん触れることができた時間になれたことに心から感謝しています。
教室を離れ、「心の冒険」を重ねてきた3.4年生。実体験を自分の中にどんどん取り入れながら、今後もたくましく歩んでいきます。
言葉に込めた思いをお互いへのエールにして~学級目標~
1.2年生、3.4年生、5.6年生の3つの学級の学級目標を紹介しました。
学級メンバーの1年間の「合い言葉」として、時にお互いの背中を押す「支え」として、また、何度も立ち返ることができる「心のよりどころ」として・・・学級目標には、言葉以上の「重み」と「力」と「願い」があります。
「どんな学級にしたいのか?」「どんな自分たちでいたいのか?」「そのためにも自分はどう歩むのか?」・・・日々考えながら生活することを継続していく中で、自分も集団も成長していく1年間をめざしていきます。
活動を支える「気づき」「心くばり」「心意気」がそこに
木曜日の中休みの体力づくりは柔軟運動です。しなやかで丈夫な体をつくるために、曜日ごとのメニュー(バランスボール・一輪車・持久走・柔軟・なわとび)に励んでいる子どもたちです。
それらの活動へのがんばりはもちろんですが、毎回感心するのは、準備や片付けを誰もが率先して行う土壌です。1人が動くと相互に呼応する、初めの1人に誰もがなれる、自分から動こうとする、働く意識が高い・・・この気づきや心くばりや心意気は、大人になっても、1人1人を支える大切な「自分らしさ」の1つになることでしょう。決して目立つようなことではないと子どもたちは思っているでしょうが、これらの行動が目立たないほど「当たり前」になっていること自体が、とても意義や価値のあることだと思います。子どもたちの誇れる力の1つです。
挑戦の気持ちが輝くように・・・
この3枚の写真は、1年前の運動会における「浅野野チャレンジ2024(一輪車発表)」の一コマです。個人の技と集団の技を披露するのが、浅茅野小の伝統となっています。
あれから1年、今年もその時期が迫ってきました。
「もっと上達したいんだ!」というまっすぐな気持ち、「1年前の自分を必ず超えてみせる!」という熱いエネルギー、「先輩のような発表をめざしたい!」という向上心、「これまでにないようなオリジナル性を追求したい!」という創造性・・・自分自身を突き動かす原動力は、1人1人違っていてかまいません。
大切なのは、心の中にある「挑戦」の気持ちを強く灯すことであり、「簡単にはあきらめない」ねばり強さであり、学年差を越えて「共に力を合わせようとする」団結力であり・・・そう考えると、運動会などの行事や様々な集団の活動は何のためにあるのかが、子どもたちの心にも見えてくるはずです。
一輪車の取組をきっかけに、挑戦する意味や意義、その喜びを輝かせて・・・。
時間の共有=空間の共有=充実感の共有=笑顔の共有=幸せの共有
全校体育を行いました。今回のテーマは「おにあそび」。低学年の目線に立った運動ですが、各学年の発達段階や運動能力や体力に合わせていくらでも本気になれる、そんなやりがいや楽しさと共に、みんなで歓声の絶えない時間をつくりました。
1対1で競い合う「20秒おにごっこ」、限定された色のフラフープに入れるかが勝負の「フラフープおにごっこ」、いずれも子どもたちは大ハッスル!帰りの会でも「今日は全校体育がすごく楽しかった!」の声を聞くことができました。
ちょっとした工夫と気持ちの前向きさで、いくらでも充実感たっぷりの時間や空間をつくることができるということを体感した子どもたち。この満たされた思いや笑顔を、大切な残像にしていきます。
1つ1つの「場」が、確実に自分の力となる
猿払村国保病院副所長の藤本医師による内科検診がありました。子どもたちは「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!」等、実に礼儀正しい態度で臨みました。1番大切なことがしっかりと身についている子どもたちです。
検診後には、1人ずつ「体に関する疑問・質問」を藤本先生に聞きました。
「どうしたら背が伸びるんですか?」「どうしたら足が速くなりますか?」「どうしたらスマホ首が治りますか?」「どうして毛は伸びるんですか?」「どうして涙が出るのですか?」「なぜ、アレルギーが発生するのですか?」「アレルギーは完全に治るのですか?」「風邪をひいたら、免疫力はどれぐらい下がりますか?」
子どもたちの質問内容にも感心しますが、これら1つ1つに、ていねいに、言葉をかみくだきながら、誠実に答えてくださった藤本先生に感謝の気持ちでいっぱいです。時間をかけて対応していただき、本当にありがとうございました。その後の教室では、個々に聞いてきた質問の回答を、お互いに説明し合っていた子どもたちの姿が印象的でした。
内科検診1つをとっても、「あいさつ」「礼儀」「体への関心」など、今後につながる力をまた1つ磨いた子どもたちでした。