学芸会練習に打ち込む毎日の中で、「昨日できなかったことが、今日はできた!」という手応えや実感を味わえたとき、子どもたちの心は大きく前進します。今日は、そんなシーンが数々見られた1日になりました。
1~4年生の劇練習では、ついに台本を手から離しました。途中、セリフが抜けたり、「あれっ?」となってしまったときも、お互いに声をかけたり、教え合ったりしながら、最後まで劇を通すことができました。「先生に頼らずに自分たちでやりきった!」という実感・・・劇練習のターニングポイントとなる1日になりました。
3~6年生のソーランの練習では、ニシン漁の漁法から踊りの意味を考え、「艪(ろ)をこぐときはもっと腰を入れた方がいい!」「魚をもっこで背負うのは重いから、もっと重心は下がるはずだ!」といったイメージを自分の体に取り入れながら踊りました。これまで以上に、踊りに力強さが加わり、子どもたちもくたくたになった分、一段と上達した自分たちの「今」を体感できました。
昨日できなかったことが今日できた・・・それは急になしえたことではありません。これまでの地道な努力や苦労があったからこそです。そして、仲間へのサポートや励ましを欠かさずに歩んできたからこそです。認め合いコーナーの「咲きほこる花」も、模造紙1枚でおさまらなくなり、横に伸びている・・・このような事実や、日々前進している実感を、1人1人の心の中で、確実に「自信」へと変えていってほしいです。これからも、すべての教育活動に対して、「努力」と「協力」と「認め合い」を基盤にしながら、歩み続けます。