音楽パート練習~小さな「できる」実感
「おはようございます!」
澄み渡る秋晴れの連休。3日ぶりに全校児童が元気に登校し、学校に賑わいが戻ってきました。
学芸会にむけた全校器楽の練習がありました。
それぞれのパートに分かれて、リズムにあわせて音を奏でました。
今年の演目は「シング シング シング」。
スイングジャズのアルバムでトップに紹介されるなど、お馴染みのメロディーですが、子供にとっては初めて体験。
息の合った演奏をするには、演奏者の一人一人が、リズムにのることが求められます。
ピアノとバスマスターは息がピッタリ。
本番まで3週間、最後まで演奏できることに驚き、話しかけると、
「毎日、家で練習しているよ」
と教えてくれました。
大太鼓、タンバリンは1年生が初挑戦。まだ、ぎこちなさはあるものの、先生の合図をよく見て、体で拍子をとりながらあわせています。
その横で、6年生が小太鼓で正確なリズムを刻み、1年生をリードします。
キーボード、鉄琴、アコーディオンの3人があわせる場面です。
休符や8分音符が続く難しい部分では、高学年が一緒に弾いてサポートするなど、お互いに協力して練習していました。
最後まで演奏ができたとき、低学年はニッコリ笑顔、「できた!」喜びが伝わってきました。
リコーダーは2つのパートに分かれています。すでに全員が正しい音程で演奏できるようになっていました。難しいリズムを刻む部分を1人ずつ確認する練習では、友達の演奏をしっかり聴く態度が立派でした。
練習が終わった昼休み、
「学芸会 認め合い活動」の掲示版には、
友達の頑張ったことを見つけたときに貼り付ける音符のシールが増え、
「さいごまでできたね。」「あきらめないで最後までがんばれ!」
と励ましの言葉を書いたカードが貼られていました。
苦手なことがあっても、困難に立ち向かう「折れない心」を身につけること。
仲間と認め合い、支え合うことで自信をつけること。
1人で直向きに準備・練習に向かう「ねばり強さ」。
それぞれが、毎日の授業で小さな進歩を積み重ねています。
大切な方々に自分の成長の姿を届ける「晴れ舞台」に向かって。