昨年よりパワーアップ「より成長している子どもたち」
ICT機器の急速な進化に伴い、世の中の情報をスマホやタブレットで瞬時に手に入れることができるようになり、子どもを取り巻く環境が急激に変化し続けています。家庭での生活様式も変わり、自然界の中で直接体験を行う機会が減少し、子どもたちの体験活動が減っています。小学校においては、これまでの教育実践と新たな学び(主体的・対話的で深い学び)を融合させ、新しい時代を生き抜く子どもたちの育成が求められています。その中において、子どもたちの体験活動は、自ら学び、自ら考える力などの生きる力の基盤となるものです。しかし、体験をすること自体が目的にならないように、何のための体験なのか、体験することで、子どもたちにどんな力が身に付くのか、教育的効果はどうなのかなど目的をはっきりさせる必要があります。また、体験活動を行うための準備や時間、手間や管理をどうするのかについて、組織的・計画的に取り組む必要があります。
小学校3年生から6年生で学ぶ理科の学習指導要領の目標は、「自然に親しみ、見方・考え方を働かせ、見通しをもって、観察実験を行うことを通して、自然の事物・現象についての問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を育成すること」です。その内容の中で、子どもたちが、植物の成長を観察したり、調べたりすることで、植物の成長を喜んだり、自然を愛する心情や態度が生まれてきたりすると明記されています。
小学校1・2年生で学ぶ生活科の学習指導要領の目標は、「具体的な活動や体験を通して、身近な生活に関わる見方・考え方を生かし、自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を育成すること」です。その内容の中で、子どもたちが、植物の日々の成長や様子・変化に関心をもち、自ら働きかけるようになることと明記されています。
一般的に、小学校の栽培活動は、理科や生活科・総合的な時間を使うことが多いですが、教師や子どもたちの負担(毎日の草取り、水やり)が大きく、小さな鉢で育てたり、インターネットを見ながら植物の成長を学んだりするようになってきています。浅茅野小学校では、昨年度「子どもたちに作物を植える体験をさせてあげたいね。」と先生方の要望で、浅茅野自治会会長の玉田さんに、お願いをして実施しました。今年も先生方から、栽培活動を続けたいとの話がありました。子どもたちには、栽培活動を通して、作物の知識・理解を深めると共に、自然を愛する気持ちや作物に愛情をもって世話をする意欲や態度の育成を目指し、実施することにしました。今年も玉田さんにお願いをすると快く引き受けてくださいました。昨年は、いもと枝豆とトマトでしたが、今年は、いもと枝豆とトマトの他にピーマンや玉葱、キュウリも植えました。子どもたちと何を植えるのかを話し合って、収穫したら学校のピザ窯でピザを焼くとのことです。
当日は、玉田さんが、畑の1列目にいもを植える間隔や肥料の入れ方など、説明しながらお手本を見せてくださいました。2列目以降は、子どもたちが自分たちで考えて行います。昨年は、「さあ、やってみてください」と言われて、先生の指示を待っていましたが、今年は、今自分は何をしたらよいのか、どうしたらよいのかを考えて、スムーズに活動することができました。つまり、先生方の指示がなくても、自分で仕事を考えて動いたり、周りを見て他の子にアドバイスをしたりすることができていたということです。昨年から全ての教育活動において、先生方が子どもに思考する場面を設定して、主体的に取り組めるように指導したり振り返りをしてきた成果です。
最後に玉田さんからお話がありました。玉田さんは小さい頃、お父さんに「作物を植えると、毎日の水やりや草取りをしなければいけない。やりたくないのなら作物を植える資格はないよ。」と言われて育ってきたそうです。
今後、子どもたちは、当番を決めて自分たちで作物の管理をしていきます。きっと、毎日の水やりや草取りをしっかりしてくれることだと思います。
今後とも、学校教育においては、家庭や地域社会での体験活動の機会を増やしながら取組を進めてまいります。学校運営協議会や地域の会議などで、地域の方にお願いすることがあると思いますが、ご支援・ご協力をお願いいたします。
小学校3年生から6年生で学ぶ理科の学習指導要領の目標は、「自然に親しみ、見方・考え方を働かせ、見通しをもって、観察実験を行うことを通して、自然の事物・現象についての問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を育成すること」です。その内容の中で、子どもたちが、植物の成長を観察したり、調べたりすることで、植物の成長を喜んだり、自然を愛する心情や態度が生まれてきたりすると明記されています。
小学校1・2年生で学ぶ生活科の学習指導要領の目標は、「具体的な活動や体験を通して、身近な生活に関わる見方・考え方を生かし、自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を育成すること」です。その内容の中で、子どもたちが、植物の日々の成長や様子・変化に関心をもち、自ら働きかけるようになることと明記されています。
一般的に、小学校の栽培活動は、理科や生活科・総合的な時間を使うことが多いですが、教師や子どもたちの負担(毎日の草取り、水やり)が大きく、小さな鉢で育てたり、インターネットを見ながら植物の成長を学んだりするようになってきています。浅茅野小学校では、昨年度「子どもたちに作物を植える体験をさせてあげたいね。」と先生方の要望で、浅茅野自治会会長の玉田さんに、お願いをして実施しました。今年も先生方から、栽培活動を続けたいとの話がありました。子どもたちには、栽培活動を通して、作物の知識・理解を深めると共に、自然を愛する気持ちや作物に愛情をもって世話をする意欲や態度の育成を目指し、実施することにしました。今年も玉田さんにお願いをすると快く引き受けてくださいました。昨年は、いもと枝豆とトマトでしたが、今年は、いもと枝豆とトマトの他にピーマンや玉葱、キュウリも植えました。子どもたちと何を植えるのかを話し合って、収穫したら学校のピザ窯でピザを焼くとのことです。
当日は、玉田さんが、畑の1列目にいもを植える間隔や肥料の入れ方など、説明しながらお手本を見せてくださいました。2列目以降は、子どもたちが自分たちで考えて行います。昨年は、「さあ、やってみてください」と言われて、先生の指示を待っていましたが、今年は、今自分は何をしたらよいのか、どうしたらよいのかを考えて、スムーズに活動することができました。つまり、先生方の指示がなくても、自分で仕事を考えて動いたり、周りを見て他の子にアドバイスをしたりすることができていたということです。昨年から全ての教育活動において、先生方が子どもに思考する場面を設定して、主体的に取り組めるように指導したり振り返りをしてきた成果です。
最後に玉田さんからお話がありました。玉田さんは小さい頃、お父さんに「作物を植えると、毎日の水やりや草取りをしなければいけない。やりたくないのなら作物を植える資格はないよ。」と言われて育ってきたそうです。
今後、子どもたちは、当番を決めて自分たちで作物の管理をしていきます。きっと、毎日の水やりや草取りをしっかりしてくれることだと思います。
今後とも、学校教育においては、家庭や地域社会での体験活動の機会を増やしながら取組を進めてまいります。学校運営協議会や地域の会議などで、地域の方にお願いすることがあると思いますが、ご支援・ご協力をお願いいたします。