「ふり返る」ことは、「自分に還す」こと
学習のまとめと並行して、2学期の自分をふり返るアンケートや、個人目標の反省・学級としての反省など、「ふり返る」活動も始まっています。
この学校の主人公は、8名の子どもたちです。その8名は、1人ひとり別々の人格を持った、ちがう人間同士の集まりです。だからこそ、1つのことを解決したり、スッキリできたり、達成できるには、時間がかかりますし、意見の相違・くいちがい・すれちがいなどを、お互いを理解し合ったり、話し合ったりしながら乗り越えていく必要があります。
2学期の自分や自分たちのよさや改善点を見つめることの意義・・・それは、「なりたい自分・なりたい自分たち」の道しるべを持たせたいからです。「自分で自分を変える、自分たちで自分たちを伸ばす」きっかけをつくってほしいからです。そして、課題があったとしても、今の自分たち(これまでの歩み)に自信を持ってほしいからです。
3歩進んで2歩下がる、らせん階段のようにまわりながら登る・・・子どもたちの歩みは、「山あり谷あり」で当たり前です。それは、子どもたち自身が1番よくわかっています。子どもたちの反省の中に、「まだ、ダメじゃないかは?」という意見があるのは、「本当に変わることで、本物の実感をしたい!」という気持ちの裏返しでもあると思います。
「今、しっかり考えることが、仮にこの学年の修了(3月)までに答えは出なくても、数年先の自分の生き方や人格形成や集団性に必ず生きる」、そんな願いも込めながら、ていねいにふり返り活動をすすめていきます。