学校ブログ

学芸会練習3週目が終わりました。全校器楽「宇宙戦艦ヤマト」も、全校合唱「生きてこそ」も、本番1週間前に、ひととおりの完成を実感することができ、これまでの努力の道のりをふり返ることができました。

「いい発表をしたい」という思いを集団として束ねていくには、「いいチーム・いい仲間として育ち合う」ことが不可欠です。別の言い方をすれば、「集団として育ち合ったときに、本当の意味で感動を届ける発表となる」と言えるでしょう。

練習期間中、仲間同士の中で何もなかったわけではありません。アドバイスが行き過ぎて、文句や批判のようになり、ギクシャクした日もありました。ささいな一言や態度が、誰かを不快にさせたり傷つけたりした日もありました。上達の実感が得られないのを、他者のせいにしようとした日もありました。このようなことをくり返しながらも、その都度立ち止まって、思いを伝え合ったり、考え合ったりしながらここまで来ました。ふり返れば、このような時間も大切であったと思いますし、幾多の摩擦や葛藤を乗り越えて気持ちを合わせていく行為自体が、行事を創り上げていく「成長の過程」でもあると感じています。

学芸会という「媒介」を、自分自身や集団の成長に結びつけようとしている子どもたち。今週の数々のがんばりや、仲間と力を合わせた時間を、「ゆるぎない自信」に変えて、最終週へと歩み続けます。

昨日の「劇を見合う」活動を経て迎えた今日の練習では、顔つき・声の大きさ・役を追求しようとする向上心や責任感・・・など、1人1人のステージ上での姿に変化が生まれています。

1~4年生の劇練習では、初めて自分たちの演技を撮影し、動画で見てみました。「もっと大きく声を出さなきゃ!」「もっとはっきりわかりやすく伝えないと!」という意識が格段に高まりました。5.6年生の話し方の伝わりやすさや会話のテンポのよさを吸収しようとした気持ちのあらわれでした。

また、まだお互いに見合ってはいませんが、各学級ごとによる「学級音楽発表」も、熱のこもった練習が続いていますし、仕上げの段階も間近になってきたのが伝わってきます。

いつも思いますが、子どもにとっての1番の先生は「近くにいる仲間」です。時に上級生であり、同級生であり、下級生のひたむきさから学ぶこともあります。子ども1人1人が、子ども同士の関係性の中で伸び、子ども同士が交わる活動の中で高まり合う、そんな学芸会の取組を引き続き追求していきます。

学芸会の劇は、1~4年生5名で1つ、5.6年生3名で1つ行います。今日初めて、「両チームの劇練習を見合う」場を持ちました。お互いにものすごく刺激を受け合った時間になりました。

1~4年生がしっかりとセリフを覚え、実に楽しんで演じている姿、5.6年生がセリフの意味を考えて堂々と表現している姿、そして、初めて「人前で演じる」という緊張感・・・どの子も生き生きと、真剣に、精一杯がんばり抜きました。

「声が大きくて、動作もいろいろ考えてやっていることが伝わってきて、すごくよかった!」「役になりきっていたし、話し方もストーリーもおもしろくて、すごいなあと思った!」といった感想やエールの交換もあった時間。そこにあったのは、まぎれもない「学び合い」でした。完成途中段階での発表ではありましたが、「よし、みんなで力を合わせてもっと上達しよう!」と誰もが感じていた、その思いが個々の表情からもはっきりと伝わってきました。

「認め合いコーナー」の付箋も、劇のがんばりをたたえ合う内容が並び、一気に増えました。本番へ向けて力強く前進を続けている浅茅野小児童8名です!

「咲きほこれ 勇気あふれる浅茅野小 ~みんなで創ろう 感動の舞台~」を合い言葉として歩んでいる浅茅野小の学芸会の取組。連日、認め合い活動の様子を紹介してきました。今日はその中のほんの一部ですが、子どもたちが書いている言葉を紹介します。

練習した後に、授業と授業の隙間に、休み時間に、バスを待つ放課後の時間に・・・日々タイトなスケジュールの中にいる子どもたちですが、率先して時間を見つけ、このコーナーに行っては、メッセージを書き、付箋を貼り続けています。そして、他の仲間が何と書いているかを読む姿も続いています。自分に贈られた言葉を受け取る・・・口で伝えることももちろんいいものですが、「字として残る」のも意義深いなあと、子どもたちの表情を見ながら感じています。

このような取組を絶対しなければならないかというわけではありません。ただ、それがあることによって生まれるものがたくさんあります。「仲間のがんばりを見つめる目」であり、「共に励まし合って向上しようとする心」であり、「他者理解や気づき」であり、「お互いに大切な存在であるという実感」であり、「みんなで創るという空気づくり」であり・・・、そんな「人としてのぬくもり」のある価値を大切にしていこうと思っています。

 

学芸会練習の3週目に入りました。10月も上旬、少しずつ気温が低くなってきましたが、子どもたちは、今日も「熱い」練習を続けました。

朝は教師のいない中でも自主練習を続けています。学級内で「今日は〇〇しよう!」と声をかけ合って練習メニューを決めています。1.2年生は「はじめの言葉」の練習に、3.4年生は「リコーダー二重奏」の練習に、5.6年生は「全校器楽」の練習にと、向上をめざして打ち込む姿が毎日のようにあり、頼もしく感じています。

「みんなで創ろう」というのは、このような自主的な心の動きが土台となります。練習をがんばった後は、今日も勢いよくメッセージコーナーに通っていました。これも自主的な心の動きのあらわれです。学芸会スローガン「咲きほこれ 勇気あふれる浅茅野小 ~みんなで創ろう 感動の舞台~」、この言葉がよく似合う1人1人になろうとしています。観る方々に感動を届けたいのと同時に、自分自身の努力や、仲間とのチームワークに、子どもたち自身が「感動できる(心を大きく動かすことができる)」、そんな取組をめざしていきます。

 

学芸会練習と日々の授業や学校生活を両立させながら励む日々・・・連休や開校記念日などもはさむので、無理なく取り組めるようにと、4週間の練習期間を設定してきましたが、その2週目が終わりました。

今日は全校音楽の時間に、全校で初めて、器楽「宇宙戦艦ヤマト」を合わせました。ここで生きたのが先日の「昼休み練習」でした。6年生が声をかけ、全員が集って一度合わせてみた、そのときの残像が1人1人の心にしっかりと存在し、イメージ力となって演奏につながっていた空間でした。「自ら前進しようとした」足跡の大きさを感じた時間でもありました。「完成しつつある!」という手応えを誰より感じたのは子どもたち自身だったことでしょう。このような「確かな一歩」や「その一歩が生まれる背景」を子どもたちともたくさん話しながら、次週も一歩ずつの前進をめざしていきます。

毎日紹介してきた認め合いコーナー「咲きほこる花」も、2週目をしめくくるにふさわしい見事な姿となっています。8名でここまでできること自体が、浅茅野小の「誇り」です。

学芸会練習に打ち込む毎日の中で、「昨日できなかったことが、今日はできた!」という手応えや実感を味わえたとき、子どもたちの心は大きく前進します。今日は、そんなシーンが数々見られた1日になりました。

1~4年生の劇練習では、ついに台本を手から離しました。途中、セリフが抜けたり、「あれっ?」となってしまったときも、お互いに声をかけたり、教え合ったりしながら、最後まで劇を通すことができました。「先生に頼らずに自分たちでやりきった!」という実感・・・劇練習のターニングポイントとなる1日になりました。

3~6年生のソーランの練習では、ニシン漁の漁法から踊りの意味を考え、「艪(ろ)をこぐときはもっと腰を入れた方がいい!」「魚をもっこで背負うのは重いから、もっと重心は下がるはずだ!」といったイメージを自分の体に取り入れながら踊りました。これまで以上に、踊りに力強さが加わり、子どもたちもくたくたになった分、一段と上達した自分たちの「今」を体感できました。

昨日できなかったことが今日できた・・・それは急になしえたことではありません。これまでの地道な努力や苦労があったからこそです。そして、仲間へのサポートや励ましを欠かさずに歩んできたからこそです。認め合いコーナーの「咲きほこる花」も、模造紙1枚でおさまらなくなり、横に伸びている・・・このような事実や、日々前進している実感を、1人1人の心の中で、確実に「自信」へと変えていってほしいです。これからも、すべての教育活動に対して、「努力」と「協力」と「認め合い」を基盤にしながら、歩み続けます。

たくさんのトノサマバッタを捕まえた夏。交尾や産卵を終え、命を落としていったのですが、次の命を残している姿を見ることができました。「トノサマバッタの卵をみたのは初めて!」と喜んでいた子もいました。

この時期に産んだ卵は、冬を経て、4月から5月に孵化するそうです。先のことは誰にもわかりませんが、もし、春にこの土の中から出てきた次の命と対面することができたら・・・そんな期待を抱いてしまいます。「浪漫」のある学校生活、いいものです!

今日で9月も終わり。今年度の子どもたちの学校生活も、半年が経過しました。今は、学芸会練習真っ只中ですが、火曜日の朝の読み聞かせから始まり、学芸会練習や認め合い活動(日に日に花が増え続けています)に精を出し、前期の通知表「あゆみ」を受け取り・・・と、この半年の自分の努力の足跡や、学級や全校での思い出をかみしめながら、前期を終えました。

この半年間、あの日、あのときの「大切なシーン」には、いつだって自分がいて、仲間がいて、みんながいて、それを支えてくれる人たちがいて・・・そうやって歩んできたことに、今一度、自信を深め、今後の希望をさらにふくらませてほしいです。

明日10月1日は開校記念日です。明後日からの後期の日々も、「自分らしい」「自分たちらしい」歩みを大切にしながら、個々と集団の成長をめざしていきます。後期最初の大きな成長の節目として、感動の舞台を創り上げようとしている「学芸会」を見据えながら・・・。

学芸会練習の2週目に入りました。3時間目は全校音楽で器楽「宇宙戦艦ヤマト」と合唱「生きてこそ」の練習を行いました。その練習が終わり、それぞれ教室へ戻ろうとしたとき、6年生が声をかけました。「ねえ、昼休みに、できる人で集まって、器楽を合わせてみない?」と。まだパート練習しかしていないので、全校で合わせたことはありませんが、個々の努力によって上達の手応えを感じ始めていた頃でもありました。

この6年生の声かけに対し、昼休みに集まったのは、なんと全校8名全員!体育館で初めて「宇宙戦艦ヤマト」を合わせてみました。初めてなのでまだ自信のない子もいましたが、どの子もやる気はいっぱい!そして誰もがこの時間を楽しんでいる!1人1人の表情がとても輝いたひとときでした。

なにより「自分たちで」声をかけ合い、呼応し、集い、実行する・・・この「子ども発」の心の動きに感心しました。与えられたレールの上を行くのではなく、「レールをつくる」価値や醍醐味を子どもたちから見せてもらい、感激しました!

学芸会を創り上げていく本物の「原動力」はここにあり!今日のハイライトシーンは、間違いなく昼休みでした。たいしたものです!!

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