学校ブログ

いつも全校の先頭に立って、力強く、やさしく、元気に、笑顔で浅茅野小を牽引し続けているたった1人の6年生。そんな、みんなの憧れであり、大好きな6年生が、明日からの2日間、村内の6年生と共に、修学旅行に出発します。

浅茅野小児童がスクールバスで登校する頃には、修学旅行のバスは出発しているので、今日が出発前の最後の時間でした。「かけがえのない思い出をいっぱいつくってね!」「天気にも恵まれて、素敵な時間を過ごしてきてね!」「安全におもいっきり楽しく過ごしてね!」「帰ってきたらおみやげ話をたくさん聞かせてね!」・・・そんな思いを込めて、在校生は心あたたまるプレゼントを渡しました。メッセージカード・てるてる坊主・お守りと、それぞれの学年らしい贈り物を、ちょっぴり照れくさそうに、笑顔で受け取った6年生でした。

中学校や高校などでも修学旅行はありますが、小学校の修学旅行は、視野がどんどん広がり、大人への階段を少しずつのぼり始めるこの時期でしか味わえない、一生に一度の特別なものです。未来の同級生と共に、存分にとびきりの一泊二日を過ごしてくれることを願っています。行ってらっしゃい!!

 

 

「子どもたちの本離れや活字離れが進んでいる」という課題は、日本全国で見られるものだと思います。浅茅野小も例外ではありません。1学期末の児童アンケートから、「全く読書をしない子」は、平日で約40%、土日で約70%です。また、その裏表の関係とも言える「メディアの使用時間」は、平日4時間以上の子が約25%、土日4時間以上の子が約70%と、これも改善をめざしたい課題の1つです。

ただ、言葉で理想を並べることよりも、「子どもたちに、純粋に本の楽しさやすばらしさをもっと味わってほしい。そのことが将来的に読書への興味を深めるきっかけにもなってくれたら・・・。」という願いから、9月から新しい取組をスタートさせました。「毎週火曜日=読み聞いかせの日」です。この日は職員の朝の打ち合わせをやめ、3人の学級担任・校長・養護教諭が輪番で各学級で読み聞かせを行うというスタイルです。その1回目が今日でした。どの子も楽しそうに朝の時間を過ごせたのがなによりでした。

本よりも、動画や映像の方が子どもにとってわかりやすく、楽しく、興味をひくものであるのが現状かもしれません。しかし、「文章から、自由に自分だけの情景を思い描くことができる」本の世界には、動画や映像からは決して獲得できないよさもたくさんあります。実際に、「語彙力が身につく」「読解力が育つ」「集中力が鍛えられる」「論理的な思考力が育つ」「想像力が豊かになる」「リラックス効果がある」といったことが科学的にも証明されています。これらは、未来を切り拓いていく子どもたちに、なおさら必要な力であると思います。

ただ、決して成果を急ぎません。今よりも少しでも興味が広がる、本を手にしてみようと思う、楽しみや笑いや会話が増える・・・それで十分です。じっくりと子どもたちの心に種まきをしていきたいと思います。本に触れる機会が増えることが、1人1人の「心のビタミン」になりますように。

 

 

週明けの月曜日。土日は、少年団で活躍したことや、家で楽しく過ごしたことなどを、朝の会のスピーチでたくさん交流したところから1日が始まりました。

休み時間の体力づくりは、この日は「なわとび」。前跳び・後ろ跳び・あやとび・交差跳び・片足跳び・二重跳び・・・回数も少なく、簡単にクリアできていた春の時期と違って、2学期はじわじわと到達度も上がり、達成するのに時間がかかる子も増えています。でも、「できそうでできない、でももうちょっとがんばれば・・・」といった心の動きがあるときにこそ、人の力はグンと伸びるものです。「継続は力なり」です。今後も、葛藤体験も含めて大切にしていきます。

体力づくり後は、自然と全校みんなで集まって、楽しく遊ぶ時間が続いています。1学期後半からのブームは「ドッジボール」。和気藹々と、笑い声の絶えない時間が毎日のように見られます。これまでも、「痛い思いをさせたのに謝らない」「当たったのに正直に言わない」「公平なチームにならない」など、遊びの中でのトラブルはゼロではありませんでしたが、その都度「どうしたらいいか?」を考えたり、伝え合ったりすることで前進してきました。それが今の風景につながっています。これも「継続は力なり」です。

何事も簡単にあきらめるのではなく、ねばり強く続けることで見える景色が必ずある・・・学習も、運動も、遊びも、人間関係の構築も、心の成長も、この「継続」の価値が輝く2学期をめざしていきます。

 

8月最終日、2名の3,4年生は「猿払村のことをもっとくわしく学ぶ」ために、路線バスに乗り、さるふつ公園に出かけました。インディギルカ号遭難者慰霊碑、いさりの碑など、この村の先人の方々の生き様に触れ、「猿払村ってやっぱりいい村なんだ!」と再確認した学びにもなりました。すれちがう観光客のみなさんも、口々に「本当にいいところですね!」と声をかけてくださり、その言葉を聞くたびにうれしい気持ちになりました。

その後は、さるふつ公園内の「ホテルさるふつ」を見学させていただきました。懇切ていねいにホテルの中をご案内してくださった支配人の世永さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

日々きれいに管理されている憩いの湯、次の人が気持ちよく入室できるように部屋を毎日掃除をされている方々、早朝から食事づくりをされている厨房の方々・・・お互いの力を束ね合ってホテルが経営されていることを、肌で感じた子どもたちでした。

将来、この社会を形成していく子どもたち。だからこそ、1番の学ぶ対象は「人」であることを、あらためて実感した時間でした。社会科見学等の本質も、やはり「人」に触れることです。そこで感じた「もの」「こと」「思い」を、じわじわと自分の中に宿していってほしいと願っています。

朝は、鹿さんたちが体育を楽しんでいたグラウンドでしたが(笑)、午後からは2~6年生の合同体育で、走り幅跳びとキックベースで大いに楽しむ子どもたちの姿がありました。2学期スタートの1週間であり、8月の最終日でもあった今日の最後の時間を、みんなで気持ちよくしめくくることができました。

始業式・夏休みがんばり発表会・午前授業(大雨警報によるもの)・イモ掘り・水泳授業と、中身の濃い1週間でしたが、子どもたちは実によく学び、よく遊び、よく働き、よく話し、よく考え、よく笑い、よく励んだ・・・そんな時間を重ねていきました。

これで、令和7年度も5ヶ月が経過したことになります。引き続き、子どもと子ども・子どもと教師・子どもと家庭・子どもと地域・・・を土台とした、毎日の「学び」「笑顔」「経験」「思考」「対話」「葛藤」など、人間としての力を総合的に高めていく営みを大切にしていきます。この5ヶ月間のたしかな歩みを、誇れる通過点にしながら・・・。

春に植えたジャガイモや野菜類が収穫真っ盛りです!ピーマンやトマトなどはまだまだ収穫が続きますが、この日は、全校でイモ掘りを行いました。たてわり班ごとに協力し合って掘り進め、次々と土の中から現れるジャガイモに自然と歓声が起こる、そんなにぎやかな時間になりました。高学年は最後に土や草を整理し、来年度への準備までやりきってくれました。

1人40個近くも持ち帰りました。家でもたくさん話題にしておいしく食べてほしいです。また、学校にも少し保管しましたので、今後、「自分たちの手で調理する」経験も大切にしたいと思います。

この日に至るまで、水やりをしたり、草取りをしたり、日常的に気にしたり・・・と、1人1人の中に「継続」の力が働いていたことが、収穫につながっています。その大切さと喜びを心と体にいっぱい感じることができた、これが1番の「収穫」であったことを忘れないでほしいです。

 

「自分の家の周りもすごい雨だったこと」「浅茅野小が避難所になったのを聞いてびっくりしたこと」「給食センター(今後の給食)を心配したこと」・・・などを話題にしながら、1日がスタートしました。

前日の大雨で給食センターの排水機能に不具合が生じ、給食を提供できなくなったことで、この日は村内すべての小中学校が午前授業で下校しました。1~4時間目の学習をいつも通りにがんばる子どもたちの姿がありましたが、そこにプラスして、「自然の災害ってこういうことなんだ」「住民を守るためにいろんな人たちの力が働いているんだ」「今後もこのようなときには予定が変わることも大いにあり得るんだ」といった、「今後につながる学び」を体感した1日でもありました。

明日からは通常の学校生活に戻ることができ、ほっとしていますが、今回のように、自分のまわり→自分の村→宗谷→北海道→日本→世界・・・と子どもたちの視野を広げていくことも、学校生活内外から大切にしていきたいと思います。

 

夏休みの自分のがんばりを他者へわかりやすく伝えたり、仲間の努力をたたえ合うことをねらいとして、「夏休みがんばり発表会」を行いました。

「アリの巣を管理してみて」「ノースイノベーションでわかったこと」「真ゲッタードラゴン」「カラフル折り紙」「花火アート」「なかよし3匹」「マグネットスライム」「ペンギン」「ガチャガチャ」、これらは子どもたちの自由研究のタイトルですが、それぞれの言葉の響き自体で、すでにワクワクしてしまいます。

工作分野に取り組んだ子たちは、作り方や工夫したところ、大変だったところなどをとてもていねいに説明することができました。また、調べ学習に取り組んだ子たちは、調べたいと思ったきっかけや、実際に調べたことで新たにわかったことなどを、初めて聞く人にもとてもわかりやすく伝えることができました。また、学級内で仲間の発表のサポートをし合ったり、お互いの自由研究に対しての感想を伝え合う姿も、とても立派でした。

自分ががんばったことを、誇らしげに発信できるのは、「それを受け止めてくれる仲間」がいるからこそです。この活動の土台には、このような「安心感にもとづく意欲」がある、2学期のスタートに、あらためてこの子たちの積み重ねてきた財産を感じたひとときでした。

大雨警報発令により、浸水・河川の増水などの災害が心配された1日。夕方から明朝にかけて、浅茅野小学校に避難所が開設されました。住民の方々の安全を心から願います。

 

今日から2学期が始まりました。8名全員の元気な顔がそろったのがなによりうれしい初日でした。始業式では、1人1人、夏休み中にがんばったこと、楽しかったこと、2学期にがんばりたいことを発表しましたが、その堂々とした姿は、夏休みを経て、心身共にひとまわりたくましくなってここにいる実感を抱かせてくれました。「自由研究をがんばった!」 「宿題を計画的に実行できた!」 「少年団の試合をがんばった!」 「魚を捕りに行って楽しかった!」 「家族と旅行ができてうれしかった!」 ・・・などのがんばりや思い出と合わせて、「2学期は学芸会があるので、みんなと力を合わせて自分の力をたくさん発揮したい!」 「自分の苦手な〇〇に力を入れたい!」と先を見据えながら、がんばろうと決意していることに感心しました。

その後は、たてわり班で集まって後期の目標を立てたり、学級で自由研究の発表文を作ったりしながら、あっというまに時間は過ぎていきました。休み時間には自然と体育館に集まって、「久しぶりにおにごっこしよう!」と、子どもたちも先生方もいっしょになってこおりおにを楽しんだ姿も、とても素敵でした。

「まだ夏休みが続いてほしかった・・・」と口では言うものの、仲間と共に活動する表情には、「やっぱり学校生活もいいもんだよなあ!」という子どもたちの思いもしっかり見て取れた2学期スタートになりました。

今日からまた、この場所で、この仲間と、いつも、何度でも、たくさんの「笑顔」 「努力」 「協力」 「思い出」 「喜び」 「経験」 「成長」 ・・・を重ねていきます。

 

 

8月9日(土)、浅茅野子ども会主催による「七夕会」が行われました。夏休み中に子どもたちがとても楽しみにしていた行事でした。児童数の減少に伴い、PTA戸数もわずかな中ですが、当日の運営はもとより、何度も打ち合わせをしたり、事前準備に大奮闘してくださった子ども会役員のお母さん方には頭の下がる思いです。

当日は、「縁日」や「流しそうめん」にと、笑顔のたえない時間が続きました。縁日は、型抜き・水中コイン落とし・マジックハンドでお菓子つかみ・射的と、子どもたちの歓声が校舎中に響きました。差し入れていただいた、パーフェクト賞の特大きゅうりも、子どもたちに大盛況でした。全校児童8名に加え、中学生4名や保育園児1名も参加してくれて、13名の子どもたちのおもいっきり楽しむ姿や懐かしく交流する姿を見て、とても微笑ましく感じたひとときでした。

また、現役PTAの方々を応援しようと、歴代この活動を支え続けてこられた卒業生の保護者のみなさんもかけつけてくださり、流しそうめんの準備や後片付けなどに多大なご協力をいただきました。

子どもたちの笑顔を支えていたのは、間違いなく「大人の愛情」であり「活動への熱意」であったと思います。その後ろ姿を、肌で感じながら楽しく過ごした子どもたちもまた、とても立派でした。

浅茅野地区の「宝」を実感した子ども会行事。この活動をささえてくださったみなさん、本当にありがとうございました。この夏の「大切な記憶」になったことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

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