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「寒さに負けズ」雪国に生きる知恵・術をつける

2/21(月)、全国的な寒波の影響を受け、猿払村においても暴風雪となったため臨時休業の措置をとりました。各学級ではタブレットを活用したオンライン学習サポートを行いました。卒業にむけた課題やAIドリル、学年末のまとめなど、それぞれの課題へむけた進捗を確認する体制が整っています。

今朝は、一晩で20cm程の大雪となりました。気温が低かったのでサラサラ雪で助かりました。

吹きだまりの部分は粉雪で密度が濃くなり固くなっていたようです。気温によって雪の重さは変わるので、一つ間違えば命に関わる危険な状況となります。情報を整理し、状況に応じた適切な判断力が求められます。

そんな北国特有の環境の中で、アウトドアでの授業を行うのは、体力増進に加えて、「危険予知」+「状況判断」+「適切に対処する力」をつける意義もあります。

「雪国に生きる知恵・術」を身につける経験を積むわけです。

 

さて、そんな中、

2/16(水)、やや風が吹く曇り空の中、全校児童がクロスカントリースキーで王子の森の新コースに出かけました。

初体験の1年生も腕前をあげ、グランド横の急坂も滑り下ることができるようになってきました。

今週の水曜日は祝日でクロカンはありませんが、来週は3/4(金)ハイキングも含めて、あと2回の授業が予定されています。

大自然の中、寒さに負けず、体を鍛え、「ねばり強い子」がスクスクと育っています。

昔、近隣の小学校ではクロスカントリースキーで通学していた時代があったそうです。「スキー大会では断トツに速かった」というエピソードが語り継がれています。

距離競技で強い北欧の国々では、スキーと言えばクロカンというほど生活に根付いており、仕事が終わったらクロカンに行く愛好者が多いといいます。

日本はスノボードで金メダルをとるくらい強くなったのは、バブル時代以降、環境が整い、愛好者が増えたことが要因と言われています。

ここでクロカンを経験した子が、未来でどんなドラマをつくるのかを考えるとワクワクします。

【CS通信春号】新クロカンコース体験記! 役場Noteで紹介されました!

2月クロカンコース開放前、企画政策課の小高さん、藤田さんが突撃体験型の取材で来校され、その様子を詳しくNoteに掲載していただきました。一部を紹介します。

子どもたちのグループから離れ、校長先生と一緒に今年増設された新コースへと向かいました。まだ誰も滑ったことのない、ふかふかの雪の上を進んでいきます。なんの跡も付いていない雪の上は板が何にも引っかからないので、とても滑りやすいように感じました。また、最後の直線がとても気持ちよく、下り坂を滑って勢いをつけて進んでいきます。(中略)

人生初のクロスカントリーで子どもたちのようにうまく滑ることはできませんでしたが、とても楽しい体験ができました。猿払村の大自然を直に感じることのできる体験で、この取り組みを通じて子どもたちが地元の良さを知り、地元に愛着を持つきっかけになればいいなと感じました。また、この素晴らしい取り組みが今後も続いていけばいいなと心から思いました!(企画政策課るいさん)

全文は役場ホームページからリンクしています。是非ご覧下さい。

さるふつの冬を楽しむ ~クロスカントリーに挑戦~

いざ、クロカンで森コースへ!☆役場取材班も初挑戦!

2月から毎週水曜日、全校でクロスカントリースキーコースに取組みます。

今日は初回。はじめに、身支度や道具の準備のやり方を高学年が下の学年に教えます。

全員が準備が整ったところで、グラウンドコースを一回り。ここで技能の差が出ます。

学年別に分かれて、森の中のコースへ繰り出します。

6年生は、王子の森管理事務所まで急坂を下り、登りのある2kmロングコースへ向かいます。

取材に来られた企画政策課のKさんは、その後をスノーシューで追いかけるも、

「速すぎて、ついて行けない・・・」

と、レベルの高さに驚いていました。

そして、5年生の案内で近場の円形牧草地へ向かい、下学年が来るのを待って、シャッターチャンスを狙っていました。

学校周辺は雪模様でしたが、牧草地は晴れていました。

ほどなく、2・3年生がやってきて、林道から円形牧草地へ。

1・2年生の頃はヨチヨチ状態だったのが、いつの間にかスケーティングを覚えた様子。リズミカルなステップを踏み、緩い坂を下ることもできました。

待っていた5年生が先導し、2・3年生の後、少し遅れて初体験の1年生もやってきました。

前日にアルペンスキーで練習して慣れたせいか、なかなかの安定感です。

牧草地の真ん中まで来ると、6年生が軽やかな滑りで森の向こうから戻ってきます。

タンデム状態の先頭を走る2人に、「速いねえー」と先生が声をかけます。

そして、円形周回コースにいる2・3年生を追いかけ、あっという間に抜かしてしまいました。

圧雪したコースでも凸凹があり、足を取られて転倒することも。

でも、すぐさま立ち上がって前へ進みます。

そして、ゴール後のお楽しみは、

雪の中で戯れたり、寝転がったり、空を見上げてリラックス。

2・3年生と一緒に同行取材の企画政策課Fさんも笑顔で「楽しいです!」と余裕の表情。

帰路は、取材の方々を新コースへご案内。

高低差があるコース途中でバランスを崩す場面もありましたが、最後の学校へ向かう下り坂は、サーッと軽やかに滑っていきました。

初挑戦ながら、約2kmを走破!ナイスな挑戦に頭が下がります。

「足で稼いだ」取材記は、広報や役場公式noteに掲載される予定です。お楽しみに。

ゆるく いこう なんとかなるさ

「ゆるく いこう なんとかなるさ」

昨年、学校・地域でペップ標語づくりをした際に、大人が詠んだ337標語です。

言葉にはリズムがあります。337拍子で言ってみると楽しく詠めます。

日々おだやかに過ごす気持ちがわいてくる心があたたまる句ですね。

この句から、沖縄の方言「なんくるないさー」という言葉を思い出しました。

元の意味を調べてみましたら、本来は、

「真(まくとぅ)そーけーなんくるないさ」

と使うそうで、

“「挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味。単に「何とかなる」という楽観的見通しを意味しない”

とのことで、力強さが伝わってきました。今の状況に、ぴったりの勇気づけの言葉だと思います。

 

さて、子どもたちは新学期の目標を語り、毎日元気に過ごしています。

ホールには冬休みの作品が展示されています。作品発表は動画で紹介しあいました。

冬休み作品展

 

本日はスキー授業の予定でしたが、感染症予防対応のため村の施設閉鎖に伴い、今年度のアルペンスキー授業は中止となりました。その分、クロスカントリースキーに振替するなど、体力増進を図っていきます。

そんなことで、放課後の体力づくりでは、一輪車の練習で各自の課題の技に挑戦していました。

一部制限を伴いますが、健康・安全に配慮しつつ、教育活動を進めているところです。

 

<学校からのお知らせ>

クロスカントリースキーコースの紹介動画を役場企画政策課の協力で公開していただきました。お知らせページ、以下のリンクからもご覧下さい。

浅茅野小学校facebookページ